2018年4月30日月曜日

川内なぎさ丸で鷹島ジギング

どうもです.

いやー,3週間ぶりの釣りでした!
4月上旬は週末にシケがあたるリズムにはいってしまってサンデーアングラーの方々はモンモンとされたのではないでしょうか?

今回は川内のなぎさ丸で鷹島へ行ってきました.

去年の春は結構微妙だった宇治ー鷹島ですが,今年はどうなるでしょうね?
釣行の数日前には別の船で宇治方面で大きいカンパチが釣れていたりしているので,今年は春でもちょっと期待できるかも?しれません.

朝1は根魚狙い.
が・・・・潮停止中.

まぁ,鷹島,宇治あたりで潮停止はいつものことですね.
まともに流れた経験がほとんどありません.

なので,基本的には潮は緩い海域と思ってます.

でもゼロは困ります.

潮ゼロなので,船長がランガン,本当にピンポイントで打っていきます.
着底ファースとから数回の上げ下げが勝負です(笑.

最近はカンパチ一辺倒のジギングでマハタを始めとするハタを意識したジャークをほとんどやってなかったですが,今日は色々やってみようかなと.

でもま,ハタの場合はベイトについてやる気になっている状態を除けば,どこにジグが落ちるかが一番大事かなと思っているので,あんまり考えすぎないことも大事かなと思ってます.

ハタを釣るにも色々なバリエーションのジャークがあり,カンパチのそれとも似ています.
ただ,スピード域が若干カンパチよりも遅めでもOKなこともあり,やりやすいです.
ただ,コントロールはシビアにやったほうが釣れるような・・・・.

で,色々なジャークを試している中で,着底から2ジャーク後のテンションフォール中に地形が上がったような小さいあたり.
ま,アタリも小さければ,魚も小さい.

ゴリ巻きして首振りすらさせません.

ハタ狙ってる時はとりあえずゴリ巻きです.
サイズとか考えてる場合じゃないので.

で,結局小さくてもいいじゃん?獲れてれば.って感じです.

アタリの主は「イヤゴハタ」.

 CX500g
なにげに初めて釣りました.同船した人が釣ってるのは何回かみていましたが.

初魚なので嬉しかったです!


今なお熟成中.

と,今日はここがクライマックス.

その後,あまり状況よろしくないので大きく移動.

移動後もハタ類を狙います.
同船者にマハタ小.

でかいサイズは居ないのか!?
潮じゃないのか!?

ハタの大きいやつの習性はまだまだよくわからないことだらけです.

この日は底潮が非常に冷たくて,なかなか難しそうな感じを受けました.

その後はカンパチ狙いにシフトしてみますが...釣れてくるのはハチビキ.
ハチビキかわすほうほうは色々試してますが,それでも釣れてしまうときは釣れてしまいますね.周りよりはハチビキ掛けてなかったようには思いますが.

ハチビキ着きの魚を釣るのはめちゃくちゃ難しいなぁと今は思ってます.
そのうちパターンが確立しそうな気がします.
いろいろ考えて色々試すしか無いですね.
今回はロング系のジグを持っていて,ハチビキサイズに合わせてみたりしました.
SPY-Nの800gとか.それを130mとか140mぐらいでシャクリます.
普通にできるとことが面白い.さすがに800gにハチビキは来なかったです(笑.
でも700gでも800gでもハチビキは釣ったことあるので,ジグの大きさは関係ないのかなぁとか・・・色々考えています.

そういえば,どのタイミングが忘れましたが,チカメキントキ小も釣りました.

美味いからOKです.

ほぼアタリの無い時間が過ぎますが,集中です.
集中を切らさないこともジギングでは大切だと思ってます.

とはいえ・・・時間は無情に過ぎ・・・.

船長がラスト「クエ」ポイント行きます!とのことでクエポイントへ.
浅いので太い糸(4号)でストライクで12kg入れた状態で望みます.100mアンダーですが,ジグは500g.

が・・・クエポイントのはずなのに,船中なぜかネリゴが爆釣(笑.
面白いように皆釣ってます.

これが4kgとか5kgとかあればかなり楽しいんですが,1kgぐらいの可愛いヤツ.


これぐらい活性高かったら自分ぐらいゴツいタックルでも食いそうだなぁとおもって宙層までシャクってカンパチ系のジャークをやったら一発で食いました.
ジグの重さの倍か3倍ぐらいしかないネリゴ.ちゃんとやれば,活性高いときにはこれぐらいのジグでも釣ることが出来ます.

気を取り直して,クエねらい.

そこから3流しほどやってもらいましたが,タイムアップ!ってことで,帰港になりました.
私はイヤゴハタが釣れただけで大満足です!
食べるのが楽しみです〜!!!

釣果:イヤゴハタ(3kgちょっと),カンパチ(ネリゴサイズ),ハチビキ×2,チカメキントキ

・遊漁船(9日)

▶カンパチ×6
▶ヒレナガカンパチ×7
▶ブリ×2
▶ハガツオ×1
▶スマ ×1
▶ハマダイ×1
▶アザハタ×1
▶イヤゴハタ×1
▶チカメキントキ×3
▶アカムツ×11
▶アカヤガラ×2
▶クロムツ(ムツ)×3
▶タチウオ×6
▶マダイ×1
▶レンコダイ×3
▶カゴカマス×1
▶ハチビキ×2
▶ゴマサバ×1
▶エビスダイ×3
▶ウッカリカサゴ×1
▶ユメカサゴ×3
▶ソコホウボウ×1
▶ツノザメ系×6

・カヤック(4日)

▶アカムツ×7
▶マダイ×1
▶ゴマサバ×1
▶オジサン×4
▶アカヤガラ×3
▶イネゴチ×1
▶カサゴ×1
▶オニカサゴ×1
▶エソ類×1
▶ツノザメ系×4
▶エイ×1
▶スルメイカ×1
▶ソコイトヨリ×1


2018年4月27日金曜日

ドラグの味付けを少しだけ真面目に語りますPart.1

ドラグの味付けについて,書いてみたいと思います.
一気に書くと長そうだったので,とりあえずPart1ということで,ドラグの味付けの本質を語る手前までの話になります.

ドラグ性能とはまた違った意味合いの言葉ですが,ニアリーイコール(ほぼ同じ意味)と考えて問題ないかと思います.

ドラグというのはある一定負荷がかかった場合に糸を放出する機構といえますが,その詳細を話そうと思うと,ちょっとだけ頭を使います.

本当はもっと詳細に書くべきかと思いますが,できるだけ,敢えて,小難しい表現は避けて分かりやすさを重視したいと思います.

ドラグが出るためには,魚が泳いで糸を引っ張って,ラインに力が加わるというプロセスが必要になります.

なので,ドラグを滑らせる「力」と「時間」に注目したいと思います.

ここで物事を単純化するために,以下の仮定をしてみます.

1.ドラグ力が無限大の絶対に逆回転しないリールを使用する.
2.魚はどんな負荷でも常に一定のスピードで泳ぎ続ける.
3.ラインは伸び縮みをするものとし,ライン伸びと力の関係は線型とする.

すると,魚が一定のスピードで泳ぐことから,時間と距離が比例するので,横軸を時間,縦軸を力として,以下のようなグラフが書けます.

※あくまで仮定の上での話です.

以上のような仮定の場合は,魚はどんどん泳ぐにつれて糸が伸びていき,加わる力も大きくなっていきます.そして,フックの強度がラインの強度を上回っていることを前提にすれば,ライン(システム)の限界強度に達したときに切れます.ラインブレイクするということになります.

一般的な縦軸のスケールとしては数キロ〜数十キロ,横軸のスケールとしては1秒未満の出来事になるかと思います.

ここで,1つ前提を変え,ドラグを導入します.
よって,以下のことを仮定します.

1.引っ張られる力がある大きさになれば,ドラグが作動し,一定の力でラインが放出される.
2.魚は負荷の大きさにかかわらず,常に一定のスピードで泳ぎ続ける.
3.ラインは伸び縮みをするものとし,ライン伸びと力の関係は線型とする.

そうすると,時間に対する,力の変化は次のようなグラフになります.


こんな感じ,ある一定の力でドラグが滑って,一定の力でラインが放出されるので,上記の仮定であれば,ドラグが作動すれば,それ以上の力は加わらないということになります.

ということで,このドラグ値をシステム強度以下に設定すれば,理論上,ラインが根に擦れたり,歯の鋭い魚でリーダーを歯で噛みちぎられたりしない限りはラインブレイクは起こらない.ということになります.

ドラグはラインが切れることを防ぐために作動する安全装置ということです.

これが,ドラグの基本的な考え方になります.

しかし,ここまではあくまでいくらか仮定を置いた話しをしています.
実際のドラグはどういうことになっているのでしょうか?

色々難しい話になってきます.
例えば,PEラインは原糸を撚って作ってあるので,厳密に言えば伸びと力の関係は非線形になりますし,魚も負荷によって,一定速度で泳ぐわけではありません.
またドラグについても一定の力で放出されるということはなく,一度ドラグが動作し始めると,静的状態から動的状態に変わるので,摩擦係数も変わってきます.ドラグの動作速度次第では応力緩和により,負荷がドロップすることもあるでしょう.一方で,滑り出しよりも動作中のほうがドラグ値が高くなることもあります.ほかにも色々あります.

色々なことを物理的に考えた上で,じゃあドラグの味付けってどういうことなの?私が考えるよいドラグとは?

って話ですが,それはまた次回にでも・・・.

できるだけ5月中には更新します.
お楽しみに.

色々実験やらないといけないので,手間がかかります・・・・.

でわまた.


2018年4月25日水曜日

ブリヒラとヒラブリの違いや野生化などについて

ネタが思いつかないので,ちょっと気になったことを調べてみた話を書きたいと思います.

皆様,ブリヒラ,ヒラブリご存知でしょうか?

私はブリヒラは知っていました.

ブリヒラとは?

名前の通り,ブリとヒラマサのハイブリッド.
人工的に作られた魚種なのです.
ここでどちらがメスでどちらがオスだったのか?
ブリヒラの場合,ブリがメス,ヒラマサがオスの交雑魚になります.
開発元?は近畿大学水産研究所となっています.

ニュースには”ブリ属で最も美味とされるヒラマサ”なんて謳い文句があったりしますが,ブリ,ヒラマサ,カンパチ,ヒレナガカンパチ.どれが好きかは個人によるよなぁと思ったりします.

また,ブリは成長が早く,養殖で満1歳の頃には平均2.3kgにまで成長します.天然モノは1.7kgぐらいと言われています.

で,ブリヒラはどうかというと,ブリより成長は遅いけど,ヒラマサより早い!ということで,食味よく,肉の量も取れるというわけのようです.

このブリヒラはどこからか脱走して行きているのか,最近はオフショアのジギングで釣れる海域があるようです.生態系汚染などに繋がらなければ良いと思いますが.
一時期,鹿児島の宇治群島でも釣れていました.

拝借した画像がこちら.
出典:https://www.kuromon-sanpei.co.jp/
天然ブリヒラ・・・・.
ほんとうに自然交配で交雑したのか,はたまた逃げ出したのかは謎です.





では・・・

ヒラブリとは?


 察しの良い方なら見当がついていると思いますが.
そう.メスヒラマサ×オスブリ.
これはヒラブリです.

ヒラブリとはずっときいたことがなかったんですが,最近ニュースになってました.
45年前に生産に成功していたらしいですが・・・.
ロストテクノロジーになっていたのでしょうか?
最近また出来たらしく,ニュースになっていました.

こちらは養殖2年で3kg程度に育つようです.

ヒラブリとブリヒラはどちらが美味い?

魚については賛否両論あるところですが, ヒラブリのほうが透明感があり,歯ごたえがよいらしいです.どちらかというとヒラマサに近くなっているのかなという感じがします.


という感じで,今日は,ブリヒラとヒラブリについて書いてみました.

でわ.

次回からは釣り関係の記事に戻ります.




2018年4月23日月曜日

栄真丸 トカラ北部,薩南沖曽根の日帰りジギング

どうもです.
ようやく4月の釣行記.
4月上旬の釣行記更新します.
この記事を更新している段階でまだ4月はこの1回しか釣りに行けておらず・・・.
モンモンとしています.
しかし,釣りに行かないなら行かないでなにかしら休日に予定があったりして,うまいこと回っているような気もしています.

今回は栄真丸で沖曽根行ってきました.
http://eishinmaru.pya.jp/

本当はトカラ方面へ一泊二日で行く予定でしたが,前日時化,日帰りでトカラの真ん中まで行くのは勿体無い・・・ということで,完全にトカラではないのですが,なんともカテゴライズしにくいので,トカラ北部海域と船長が呼んでいる海域に行ってきました.

以前1回開拓に行った曽根まわり.今回は前回開拓したポイントをランガンで周ります.
新規開拓もしたいところですが,釣果の再現性も大事です.

前日のうねりが残るので,夜明けからの出港.
ちなみにですが,納竿は18時過ぎでした.1日,日帰りで夕まずめまでやってくれる遊漁船なんて鹿児島本土から出港の船なら栄真丸しか無いと思います.この利点はあとから述べます.

朝一,到着すると,妙な潮.
1流し目,立てて流してもらいますが,ラインがかなり船底に入る二枚潮.
上潮は2ノットオーバーです.

幸い,潮と風が逆で,底潮がついてきてない状況だったので,ドテラ気味にして二枚潮を交わします.
こういう流しの場合は,ジグはほぼ真下にあるけど,ラインが大きく膨らむので,強烈なサミング,ヘビーウェイトジグの使用,沈下が速いジグの使用,あるいは引き抵抗が重いジグの使用などが有効的です.

私は120m〜150mに対して600gで対応.
ちょうど真下に落ちるウェイトを探します.
実際,500gだと少し飛ぶけど,600gだと少し残るということで,550gぐらいが正解な感じでした.もちろんジグの種類にもよります.
こういうことをやるためには50g刻みぐらいでジグが必要になってくるんですよね・・・.

で,潮向きもいつもとちょっと違っていて,なかなか魚が当たってこない状況.
ジグはポイントに入っている感じはするので,時合ではないのか!?

なかなか難しいです.

フォール中,ガツガツと当たってきて乗らないのが数回.
ずーっとついてきているっぽくて,上げの動きで一発で食いました.
正体はスマ.

美味しいお土産.

私は午前中これ一本.

ちょっと深場で船中はクエが上がりました.

潮が少しいつもの向きに代わりつつある状況で,少し浅場を確認へ.
ここの浅場は基本的に1kg〜5kgぐらいまでカンパチはほぼ居るのでお土産釣り的な要素が強いです.

浅場でヒットがありましたが,途中で外れてしまいました.
でも,カンパチじゃなかったです.正体は!?たぶん・・・あとから釣れたあの魚.

次の流しでもヒット.
これはカンパチ.


浅いので最後まで程よく抵抗します.

さらにヒット.
こいつがおそらくさっきバレたやつ.

ブリ・・・・9kgちょっとあります.
ただ,このブリ,家で捌きましたが,虫が1匹しか居らず,意外とキレイなブリでした.
脂のりは南方だけにイマイチでしたが.


ここではあとはヒレナガとブリを釣りました.
カンパチは5kgちょっとぐらいです.

浅場と言っているところは70m〜80mぐらいの水深です.
これぐらいの水深でも二枚潮なので500g落としてちょうどラインがまっすぐできるような感じでした.浅場ほどジグはキビキビ動かしたほうが見切られにくいし,スレにくいと思っているので,ラインを張って,動かすことを心がけるなら,これぐらいのウェイトのジグでやったほうがいいと思います.
一応・・・ちゃんと釣れてますから.結果が出てないわけではないです.

それから大きく移動.
移動先ではいつもの流れ方向になっていてチャンス.
ですが・・・大量の流れ藻で船を走らせれるスペースが限られます.
本当にそれぐらい大量の流れ藻がありました.

移動先での外道はアカヤガラを2本.

立て続けに釣ったわけではないですが.
結構大きいサイズです.ここは2ノット流れててもアカヤガラが来ます.
こういうのを見ると潮が流れていない=アカヤガラなんて言えなくなります.

その後,実績のポイントで船中パタパタあたり.
私にもアタリ.
2kgぐらいのネリゴです.
こういうサイズを掛けたくないというのも1つの理由で500g,600gといった一般にはヘビーウェイトのジグを使ってるんですが,使い方しだいでは普通にこんな感じで食ってきます.

こちらはCXの500g


SPYの500g


よ~食いつくわ!と思います.

さらに移動しながらポイントを打ちますが無反応.
もし,魚が着けばデカイのが着きそう!いかにも!ってポイントがいくつかあるんです.
そうそう魚がついていて,ジグに食いつくタイミングじゃないと釣れないと思いますが,ここのポイントは釣れなくても来たら打つ価値があると思ってます.

だいぶ日も傾き始めた頃,また実績ポイントへ.

一発目,時合!?
船中一斉にアタリだします.
私はネリゴ.....


次の流し,私にファーストヒットで,結構良さそうなサイズ.
最初の巻では10kgちょっとぐらいの重さですが,グイグイ走ります.
おそらく相手はヒレナガ.
この時,40mぐらい上で魚をかけていたのと,前に13kgのカンパチ釣った時はドラグ7kgのままで普通に上がったので,楽勝だろうと思ってドラグ7kgのままやってたんですが,7kgドラグで10kgちょっとのヒレナガとやりあうには時間がかかりすぎたんでしょう....途中で嫌な感覚の後・・・魚が止まらなくなりました.
魚が変わった(サメに食われた)のか,もしくはもともとデカかった魚なのか分かりませんが,どうにも止まらない.
瀬はたぶん超えてるので,いつもの10kgにドラグを上げるスタイルではなく,この7kgのままやり取りしてみようかなと思って走らせてました.
たまに止まるので巻きますが,7kgのドラグが滑って頭をこっちに向けれません.
なるほど,やっぱ7kg程度じゃ限界あるのね.なんて思いながら,もしサメなら瀬に擦られることはないだろうし,カンパチでも瀬でやられることは多分無いだろうと思ってナメてたんですね.まだアキュレートのドラグの記事を書いてませんが,アキュレートの滑り出し7kgセッティングはドラグ動作時には最大で9kgぐらいドラグかかってます.なので9kgかけても全然頭こっち向かないって感じでした.

ちなみに同時に船中ヒットしてたのはいいサイズのカンパチが上がってました10kgぐらい.これぐらいのサイズなら普通に上がるんです.

で,そんなナメたファイトしてたら....瀬で切られました.
切られた瞬間,かなりショックでしたが,正体が何かは分かりませんでした.
そういえば某船長が,ヒレナガなら何故かフラットでも切られることあるよと言ってましたね・・・.まさか,本当にヒレナガの良い奴だったのか!?

真相は闇の中.

非常に悔しい思いをしました.
システム的には10kgドラグでも普通に耐えるシステムを組んでいるので,いつものスタイルでやるべきでした.
このファイトから学んだことは非常に大きいです.
今後に活かしていきたいと思います.

気を取り直して次の流し.
カンパチとハガツオのダブル(笑.

船中,時合でみんなヒットしてます.
最初,18時納竿と書きましたが,このラッシュの時間がだいたい16時半頃から30分間ぐらい.普通の遊漁船ならラッシュの時間まで釣りできないので,時合逃してます.やっぱり1日ぶっ通してやってくれる遊漁船はいいなと思いました.

で,その後はシステムを結ぶ時間がもったいなく,硬い竿でやっていたらさっきのファイトのショックを引きずっているのか,竿の硬さからジグのコントロールを失い・・・テーリングなど頻発させてしまって,納竿となりました.

んー,サメにしてもなんにしても姿を見れずに切られるのはショックですね.
でもお陰で,いつもやってたスタイルは間違いではなかったんだろうことも分かりましたし,臨機応変に対応しないといけないなともおもいました.

まだまだ未熟です.

今回,急な日帰りに変更になってしまい,人が集まらなかったけど出てくれた船長に感謝です.5人でカンパチ20本は超えていたと思います.

この海域はこれからの時期比較的安定して釣れると思います.

私の釣果:カンパチ×2(6kg弱,5kgちょっと),ヒレナガカンパチ×4(最大4kg),アカヤガラ×2,スマ,ハガツオ,ブリ×2(2本とも9kgちょっと )

・遊漁船(9日)

▶カンパチ×3+2=5
▶ヒレナガカンパチ×3+4=7
▶ブリ×2
▶ハガツオ×1
▶スマ ×1
▶ハマダイ×1
▶アザハタ×1
▶チカメキントキ×2
▶アカムツ×11
▶アカヤガラ×2
▶クロムツ(ムツ)×3
▶タチウオ×6
▶マダイ×1
▶レンコダイ×3
▶カゴカマス×1
▶ゴマサバ×1
▶エビスダイ×3
▶ウッカリカサゴ×1
▶ユメカサゴ×3
▶ソコホウボウ×1
▶ツノザメ系×6

・カヤック(4日)

▶アカムツ×7
▶マダイ×1
▶ゴマサバ×1
▶オジサン×4
▶アカヤガラ×3
▶イネゴチ×1
▶カサゴ×1
▶オニカサゴ×1
▶エソ類×1
▶ツノザメ系×4
▶エイ×1
▶スルメイカ×1
▶ソコイトヨリ×1





2018年4月20日金曜日

カンパチジギングにシーズンは無くなりつつある

どうもです.

魚がよく釣れるいわゆる「ジーズン」ってあると思います.
地域限定ですが,今日はカンパチのジギングにシーズンがなくなってきているという話を書きたいと思います.

カンパチは回遊魚で,かなり長い距離を回遊すると思われます.
なので,季節回遊するような地域というところはシーズンがあります.
鹿児島でいうと,草垣群島以北,本土近海,佐多岬周辺などです.

また,一般的に,乗っ込み時期つまり産卵期前の荒食いシーズンが一般的によく釣れる「シーズン」と言われています.

しかし,南方の島(黒潮海域)の場合,カンパチのシーズンって正直「無い」と思ってます.

というのは,1つアングラー側が狙える水深が深くなってきたということがあります.

カンパチの乗っ込みの場合,より餌が集まる場所を求めてなのかなんなのかわかりませんが,100m前後〜150mぐらいまでデカイ個体が上がってくるのがいわゆる南方系の産卵だと思ってます.
アングラーの技量にもよりますが,100m前後というのはジグもそれほど重くなくても大丈夫なこともあり,比較的手が出しやすい水深になります.150mぐらいまでは普通にジギング出来る人が多いと思います.

なので,色んな人に狙うチャンスがあるというのが浅場に上がってくる乗っ込み時期.

ただ,先にも言ったとおり,アングラーの進歩,また遊漁船の船長が開拓してくれて,よりディープなレンジ,200m,250m,300mといった水深には年中デカイカンパチが居ることが分かってきているのです.
もちろん,昔から一部では知られていたことではあると思いますが,それが浸透してきたということと,ジギングで狙う手段の幅が広がってきて,ディープエリアのカンパチが出来る人が増えてきたということもあると思います.

ただ,南方系,特に私がよく行く吐噶喇列島海域は基本2枚潮.ぶっ飛び潮は当たり前の海域なので,こういう海域で200m,250m,300mのジギングを成立させようとすると,そこそこ根性も必要ですし,まだまだ出来る人は少ないのかなと感じています.

カンパチの話に戻ります.
当たり前の話ですが,海はつながっています.
春に存在していた魚が夏になって,地球上から消えて無くなるということは理論上ありえません.釣られたり,死んだりしなければ.

ということで,春に釣れているようなデカイ魚というのは絶対どこかに居るということになります.

この居場所の1つにディープエリアがある.という感じです.
南方系の海についてあまり詳しくない方は200mというと,光も届かなくなってきて,水温も冷たいんじゃないか?と思われてる方もいらっしゃると思いますが,黒潮海域はそんなことはないのです.
1つの資料として,気象庁が出している200mラインの水温分布を載せます.

出典:http://www.data.jma.go.jp/kaiyou/data/db/kaikyo/daily/t100_HQ.html?

小さくて見づらければクリックで拡大してください.

これは2017年の1月,3月,8月,10月の200mでの大まかな水温分布になってます.
実際の分布はもっと場所によって違うと思いますが,均せばこういう感じになると思ってます.

吐噶喇列島海域に注目すると,1月,2月で19度〜22度,8月で17度〜19度,10月で19度〜21度ぐらいになっています.

この一般に,カンパチの適水温は20度〜30度,生存下限温度が15度と言われていることを考えると,十分に適水温の範囲に収まっているといえます.
個人的にはカンパチは18度〜25度ぐらいがちょうどいいんじゃないかと思っていてまして,もっと深くても十分に適水温であるのです.

また,寒いはずの1月3月と暑いはずの8月10月の水温が逆転していることにも普通の人は驚くかもしれません.
これは毎年そうだというわけではなく,200mぐらいの水深になってくると,季節の温度変化よりも海流にのって温かい潮が入ってくるかどうかがキーとなっているため,ほとんど地表での季節変化に影響を受けないということを差しています.
なので,年が変われば,8月に低水温になるということは無いです.

ということで,200mラインを狙っていけば,年中カンパチの適水温であり,潮さえ決まれば,2月3月の厳寒期であろうと,8月9月の高水温期であろうと,デカイカンパチ含むカンパチにで会えるということが言えると思います.私も12月に21.5kgのカンパチを釣っています.夏場はまだトカラ海域ではデカイカンパチについては結果は出せていませんが,カンパチは普通に釣っています.

夏場は二枚潮が激しく,テクニカルな釣りになってくることも多いので,腕を磨きたいアングラーにとってはうってつけだと思います.

産卵期のほうが卵や白子が大きくなってウェイトが乗るので,そういう意味ではデカイ奴を釣りやすくなるとは思いますが,トカラ海域の場合はあんまり時期に拘らず,乗れるときに乗って釣りに行くというのがいいんじゃないかなぁと個人的には思います.

今日もあまりまとまりのない記事になりましたが,これで公開したいと思います.

でわ.


2018年4月18日水曜日

アカムツジギングで釣るために考えていること

どうもです.


最近,中深海ジギングにドハマリしていって,アカムツ釣りもちょっとぐらいは上達してきた実感があります.

ドハマリした理由は,アカムツがアカムツだけ狙って釣ることが可能な魚であると分かったからというのが大きい気がしています.

私はどんな魚種でもその魚種を狙って釣りたいです.
カンパチを釣狙うなら狙って釣る.カンパチを狙ってる時はカンパチ以外は外道.
マハタを狙うなら狙って釣る.マハタ以外は外道.
そうやって,できるだけその魚種を狙って釣りたいと思ってます.

アカムツは中深海に色んな魚種が居る中で,狙って釣ることが可能だろうか?
と思っていましたが,最近ではかなり釣り分けれると思うようになりました.
ユメカサゴとアカムツの釣り分け,アカムツとクロムツの釣り分け,アカムツとスミヤキの釣り分け・・・などなど微妙な差ですが,釣り分けが可能だと思っています.もちろん100%できるとは思ってませんが.

前は同船している他のお客さんに圧倒的に釣り負けることもありましたが,最近はそうでもないかな?と思えるぐらいまで成長できたかなと思っています.
ただ,まだまだ,経験浅く,アカムツ釣りにおける攻めのバリエーションが少なく,コレだ!と思っているアクションの引き出しが数個しか無いのが現状.

色々やってみたい釣り方はあるのですが,当面は今,追求していることを「分かった」と思うようになってから幅を広げるために色々な釣り方に挑戦してみたいと思っています.

なかなか釣りに行けないサンデーアングラーなので,日々考えて,濃度の濃い釣行をすることで成長スピードは早くなると信じています.(といってもかなり釣りには行ってる方だとは思いますが)

今日は,最近,中深海ジギング,特にアカムツ釣りでアカムツにジグを喰わせるために考えていることの一部を書いてみたいと思います.

といっても答えをダイレクトに書くことはしないつもりなので,一緒に考えていただければ幸いです.


まず,アカムツという魚がどういう魚なのかを知る必要があると思い,色々な文献を漁ったり,水族館で捕食の様子を観察させてもらったりしました.
アカムツ捕食の実況は下の記事から.

アカムツの捕食行動を観察した話

https://kimamanitsuri.blogspot.jp/2017/12/blog-post_79.html

まず,気になったのはアカムツは上下運動をほとんどしない魚だということ.
これが実際の海中でもそうなのかは分かりませんが,下から食い上げるような餌のとり方,あるいは海底に沈んだ餌を上からついばむようなことはしない.そういう魚であると認識しました.水族館の方のお話でも,拾い食いはしないとおっしゃっていました.
しかし,生き餌のカタクチイワシを入れると,非常に獰猛に追いかけ回すことがあったそうです.
追いかけ回しているときは上下にも激しく動くのかもしれませんが,私が見た限りではそんなことはありませんでした.

ということで,基本的に食いがたっている時には激しくジグを動かしても食うけれど,あまり食いがたっていないような時には,自分がいるタナと水平の位置にきた餌を捕食する傾向があるようだと推察しました.さらに,食いがたっていないときは確かめるように餌に近づいて,ゆっくりたべていました

このことから,基本的にはジグを大きく速くしゃくりあげて速く落とすという行為は,アカムツの捕食する層を素早く横切ってしまうため,アカムツのバイトチャンスを逃すことにつながると思っています.

なので,上げの速度,下げの速度両方の調整をかなりシビアに行う必要があると思われます.上げるスピード,落ちるスピードこれを数%変化させるだけで,アカムツにとっては餌に見えたり見えなかったりするんじゃないかなと思います.
基本的に,速度は遅くしすぎてもしすぎることはないと思っていまして,極端に遅い例を出せば,上げでは1mを数秒かかって上げるようなときもあってよいとおもってます.この時,実際,の上げのアクションでジグを動かすというより,ジグが潮を受けて動くアクションが大事だと思ってます.下げについても,極端に遅い例を出せば,テンションフォールで1mを数秒掛けて落とす.そういうときに食いついてくることもあります.このときのアクションもジグの潮受けがキモかと思ってます.

※これはあくまで極端に遅い例の話をしていまして,速い時はバシバシシャクることも有効な時もあります.

実際の餌を食べるときも,落下や上げのスピードによって食べる餌と食べない餌があり,その違いについては明確には分かりませんでしたが,魚にとってはなにか違いがあるんだろうと思います.

捕食の時,落ちてくる餌だけではなく,一旦沈殿して,他の魚が水槽内をうごいて舞い上がった餌を上げでも捕食していたのは非常に印象的で,他の魚にはなかなか見られない餌のとりかたでした.

また,水平の餌をよく捕食するということで,タナを外さないことが一番重要であると思ってます.また,そのタナに滞在する時間も非常に重要だと考えます.アカムツは止めで食うという話は色んな所で出てくる話かと思いますが,食いがたっていない時の場合に限りますが,追っかけてきて食うというよりは,アカムツのいるタナで止めれたので食った.という表現が正しいように思います.追っかけてきて止めで食ってるときもあるとは思います.

食いがたっている時は明らかにジグにまとわりつくような水圧変化をジャーク中に感じるので,そういうときは追ってきて食ってるんだなということが分かります.が,何も感じないのにいきなりストップやフォール,上げでガツガツガツとバイトしてくることもあり,こういう場合食いがたってないなと判断しています.(一概には言えませんが

ということで,1つ考えているのは喰わせるためのフォールと上げのスピード,幅,とタナであるということです.タナは極論言えば,魚一匹分(15cmほど)はずしたら喰わないってときもあると思ってます.


次に,ジグのアクションについて考えていることを書きます.
アカムツジギングは所詮ジグの上げ下げの釣り.と思われている方もいらっしゃるかと思います.基本的には間違いではないのですが,そういう上げ,下げの中にもジグの動きというものは非常に重要だと思ってます.あと潮受け.潮受けについてはここでは割愛します.

アカムツの釣りではハイピッチ的ないわゆるジグを横向けるような動きではなく,フォール中の僅かな振動を具合いが重要だと思ってます.また,フォールだけではなく,上げでもジグは結構動いていると思ってます.
回収中でただ巻きしたときにケツを振ったりひらひらしたりするジグって最近は多いと思うんですが,そういうジグはジャーク中もいくぶんかそういう動きをしていると思ってます.

どういうフォールアクション,ジャーク時のアクションがいいかはその時の状況によって変わってくると思うので,コレ!っていうのは書きにくいのですが,こういうアクションが食いやすいなという時はあります.

そのフォールのアクション,上げのアクションを変える方法は大きくは

①ジグの種類を変えること
②ジグの重さを変えること
③上げのスピードを変えること
④ラインの角度を変えること
⑤上げからフォールに切り替える時のジョイント時の操作

などでで変わってくると思っています.
なので,この①〜⑤+【今日は記事に書かない3つのこと】を考えながら,ジグの操作を考えています.
潮を感じながら,魚からの圧を感じながら,自分なりにベストに近いと思われるような動きを演出できるように.ということを考えています.

ということで,もう1つ考えていることは,ジグのアクションとそれをコントロールするジャーク,ジグセレクトが重要ではないか?ということです.

他にも色々考えてはいるのですが,とりあえず,2つ考えていること書いてみました.

アカムツ釣り,鹿児島ではまだまだマイナーですが,狙って10匹釣れば,ジギングが好きな人は絶対ハマると思います.未挑戦の方も挑戦してみてほしいです.

でわ.


2018年4月16日月曜日

錦江湾 湾口の中深海,アカムツジギング

どうもです.

まだ3月下旬の釣行記になります.

この日は久しぶりの凪で,錦江湾,湾口沖方面のアカムツジギングに出かけました.

今,鹿児島でアカムツジギングの遊漁船は「甑島の沖」とこの「湾口・開聞沖」のエリアになります.
他にもアカムツたくさん居ると思いますが,遊漁船が無いだけです.

久しぶりの湾口,開聞沖方面ということでワクワクしました(笑.
そして,個人的に状況が悪かろうが,良かろうが,アカムツジギングは1日ぶっ通してやるのが面白いし,時合も逃さないと思ってます.

序盤はアカムツが釣れず,外道のユメカサゴが当たってきます.

ユメカサゴをかわす方法,今の自分なりには持っているのですが,それでもかわしきれない時もあります.ユメカサゴばかり釣れる釣り方はアカムツ向きではないと最近思ってます.

船中厳しい時間が過ぎます.

どの魚でもそうですが,魚が居ないのか,ジグの動かし方が悪いのか迷います.
ちゃんとポイントに入っていると信じれる場合には,常に魚が居ることを前提として釣りを展開しています.あたりまえですけど.
なので,釣れないのは,自分のジグの動かし方やジグが合っていないせいだと考えます.
アカムツジギングは集中の釣りとも思っています.
あんまり神格化しているわけではないですが,繊細であるというか,人間側のちょっとしたジグセレクトやジャークの変化が魚にとっては大きな変化で写っている釣りなのかなと思ってます.

この沈黙を破るように船中1匹アカムツがあがります.

時合来たか!?と思いましたが,あとが続きません.

最初の魚から2時間後・・・・

着底でユメカサゴ.

着底一発食いは底付近でフォールを緩めてもかわせないときはあります.
ある程度の諦めは必要かなと.

次の流し.
アカムツらしからぬポイント?でアタリ.
底から少しはタタキましたが,上では叩かなくなったのでアイツかなと.

クロムツ.

さらに1時間後・・・ユメカサゴ(スレ


今日はなかなか難しいです.
ジグがポイントに入っていないのか,入っているけど,食わせきれていないのか?

今日は潮もかなりトロトロで0.1ノットとか0.2ノットとか.そういうわけで,なかなかポイントを広範囲に探れないというのも難しくしている要因かもしれません.

中深海は釣れない時間も試行錯誤が面白いです.
いや,カンパチやっててもそうなんですけどね.

魚が釣れないと楽しくないという方もいらっしゃると思いますが,私は魚が釣れなくても楽しいです.

アカムツが上がらない時間が過ぎますが,昼を過ぎてから,入ったポイントで,アカムツが近くにいる感じを感じたあとのフォールでヒット.

もしこれが着底時のヒットだったらユメカサゴ,ちょっとでも浮いた状態でのヒットだったらアカムツですが,あまりにアカムツが釣れないので,自信がなかったですが・・・・.
残り30mでいい感じのタタキがあり,アカムツを確信.

無事上がりました.



0と1の差が非常に激しいこの釣り,とりあえず1匹釣れて嬉しかったです.

次の流しでもいい感じのアタリがアリましたが,フッキングせず.

この2流しでアカムツがものすごく狭い範囲にしか居ないことが分かりました・・・.
群れが小さいのかなと.

次の流し,これは完璧に狙ってココでしょってところでのアタリ.
船の流しもピンポイントに入る感じで,船長の流しとこちらの思惑が一致して釣れた感じがしました.まぁ,今回は95%ぐらいは船長がポイントに入れてくれるから釣れるって感じでしたが....

無事アカムツでした.

次の流しから,沖から潮目が迫ってきて,潮目を超えるとぐちゃぐちゃの二枚潮・・・みたいな展開で,釣れてるポイントを撤退.

その後ランガンしていただき,2時間後・・・

なんとかアカムツを上げることが出来ました.

記載していないバラシが2回ほどあったと思います.
正体は分かりません・・・.


やっぱり,アカムツは面白いです.
時合があったり,釣り方で差が出たり.
そして,カヤックからのアカムツでも思ってたことですが,ピンポイントで食うポイントってあるので,そこを探し当てられるか?でもその日の船全体の釣果が決まってくるのかなぁと思った次第です.

釣果:アカムツ×3,クロムツ×1,ユメカサゴ×3

・遊漁船(8日)

▶カンパチ×3
▶ヒレナガカンパチ×3
▶ハマダイ×1
▶アザハタ×1
▶チカメキントキ×2
▶アカムツ×8+3=11
▶クロムツ(ムツ)×2+1=3
▶タチウオ×6
▶マダイ×1
▶レンコダイ×3
▶カゴカマス×1
▶ゴマサバ×1
▶エビスダイ×3
▶ウッカリカサゴ×1
▶ユメカサゴ×0+3=3
▶ソコホウボウ×1
▶ツノザメ系×6

・カヤック(4日)

▶アカムツ×7
▶マダイ×1
▶ゴマサバ×1
▶オジサン×4
▶アカヤガラ×3
▶イネゴチ×1
▶カサゴ×1
▶オニカサゴ×1
▶エソ類×1
▶ツノザメ系×4
▶エイ×1
▶スルメイカ×1
▶ソコイトヨリ×1





2018年4月13日金曜日

ジグのことどれだけ考えてますか?



貴方はそのメタルジグの事をどれぐらい理解できているか考えたことがあるでしょうか?

よく考えずに,「このジグはいいジグ」「このジグは悪いジグ」「このジグは釣れるジグ」「このジグが釣れないジグ」となんとなくカテゴライズしてしまっているのではないでしょうか?

また,最近ではメーカーの講習会と銘打ってメタルジグの「使い方」なる奇っ怪な作法を教える会も開かれているようで,メーカーの人が言うから,ビルダーの人が言うから,そのジグはそういうジグで,そうやって使わなければならいという一種の「刷り込み」に洗脳されていませんか?

「使い方」に固執するがあまり,魚の習性などを考えることを疎かにしていないでしょうか?

あるいは,このジグは「こういうジグ!」という決めつけによって,視野を狭めていないでしょうか?

総じて,自分がそのジグのことをどれぐらい理解できているかをきちんと把握できているでしょうか?

いくつか,最近思ったことを書いてみたいと思います.

良いアクションの定義は人それぞれなのかもしれませんが,最近出会う人の中に,操作が難しいジグをダメなジグだと決めつけている人が居ました.
私はそのジグについては,操作がものすごく難しいジグだと考えています.
もう少し具体的に言えば,上げの速度,入力時間に対して,飛びのバリエーションが幅広く,ちょっとした入力の変化で横っ飛びしなくなったり,回転してしまったりするジグなんです.
自分の思い通りに動かすのはかなり難しいのですが,その分,アクションに幅があって,自分が使えていると感じている時は非常によく魚が釣れるジグです.
ジグの見方は人それぞれだなぁと思いました.

一般に使いやすいジグというのは,動きの再現性がよいジグといえるかもしれません.
例えば,横っ飛びさせるのが簡単なジグというのも存在します.飛ばすための入力がいくらか振れても,だいたい同じような動きを出すことが出来ます.こういうジグは操作は簡単なのですが,ちょっとしたイレギュラーを演出しにくかったりするので,いい部分もあれば,悪い部分もあると思ってます.

さらに,フォールに特化したジグというのも最近では多くなってきていますが,このフォールに特化したジグでもフォールのコントロールが難しいジグとそうでないジグが存在します.上げありきのフォールであり,上げで作った水流変化の中をジグをフォールさせることなどを考えると,たかがフォールといえど,微妙なアクションの差を生むことが出来ます.

こうやって,いくらか考えていても,釣れるときには釣れるし,釣れないときには釣れないのですが,あれやこれや考えるのが楽しくて考えてしまいます.

この記事を見た人が,自分のいつも使っているジグに対する固定観念を一度捨てて,自分なりの眼でそのジグがどういうジグなのか,考える機会にしてもらえれば嬉しい限りです.

私はそうしたリセットを定期的にやっていて,昔考えていたことと,今考えていることが全然違っていることにふと気づきます.それがよいのか悪いのかはわかりませんが,これもまたジギングを楽しむ一種のスパイスであると思います.

でわ.


2018年4月11日水曜日

釣れなかった言い訳をしない釣りを目指して

どうもです.

釣人は釣れなかったとき,「言い訳」を言います.

遊漁船に乗っていると比較対象として乗り合いの他の人が居て,腕の差,道具の差は顕著に現れます.
自分が周りより釣れているか釣れていないか判断が容易にできます.

ショアからでも,釣れた,釣れなかったというのはあるでしょう.

釣果としての「貧果」という結果が返ってきたときに,釣人はよく言い訳をするのです.

私はオフショアのジギングをやっているので,その場合の例を出すと,

① 潮が悪かった,だから釣れなかった.
② 釣座が悪かった,だから釣れなかった.
③ ラインが太かった,だから釣れなかった.
④ ジグが悪かった,だから釣れなかった.
⑤ 船長が悪かった,だから釣れなかった.
⑥ 竿が悪かった,リールが悪かった,だから釣れなかった.

などなど・・・・.
釣れない言い訳をします.

自分が釣れない言い訳をするために,他の人の釣りについてもあれやこれや言う人も居ます.

①潮上の釣座は誰でも釣れる
②細いラインを使えば誰でも釣れる

などなど.誰でも釣れるなら貴方もそうしたらどうですか?と言いたくなりますよね.
もちろん,潮上の釣座が有利であることや,細いラインは食いが良いことは周知の事実ですが,それだけで釣果が決定されるような表現を言う人がいるので,それは違うかなぁと思います.自分の釣りのスタイルを持っていることは非常に良いことだと思いますが,他人のスタイルに口をだすのは違うかなと思います.

さて,釣れない言い訳に話を戻します.

私は釣れない言い訳をしないために,自分のスタイルのなかで出来る限りのことをやろうと思ってます.
スタイルは人それぞれなので,絶対上げのアクションだけで釣りたい!と思っている人も居るでしょう,でも上げのアクションをやり通して釣れなかったときに,「今日はフォールのアクションの日だった・・・上げのアクションメインの私は釣れなかった」などと言い訳を言っているようでは,ただ自分の釣れなかったときの言い訳,逃げ場を用意するために上げのアクションにこだわっているように思えてしまいます.

私のスタイルでは大きい魚が掛かっても捕れる確率を最大限高めたタックル(リール,ライン,竿,ハリ)を使用しつつ,上げの釣りも,フォールの釣りも釣り方には拘らずにそのときに応じてやっていくって感じにしてます.

そうしたほうが海の中の状況にフィットしやすいかなと.

今のところ,超爆裂二枚潮,三枚潮でも1kgぐらいのジグを用いれば,PE3号タックルでも色んな水深で釣りが成立するような手応えがあります.
例えば,水深70mとかでも500g前後のジグを入れることによって,キツイ二枚潮に対応したりもします.
普通は,ラインを細くすることが一般的かと思いますが,私のスタイルではあえてそれはしないと思ってます.もちろん,そういう状況でラインを細くすることが悪いこととは思いませんし,これは各々のスタイルだと思います.私もそのうち釣りのスタイルが変わってくるかもしれませんし.

ということで,私は釣れなかったときの言い訳をしたくありません.
なので,全力で魚を掛けて獲りに行くスタイルを目指しています.

という話をもう少しスマートにまとめたかったのですが,まとめきれませんでした.

でわ.
でわ.




2018年4月9日月曜日

撃沈の佐多沖ジギング

どうもです.

まだ3月下旬の釣行記です!

この日は久しぶりに佐多沖にジギングへ行ってきました.

結果は撃沈.

朝一にエビスダイを2匹釣ったのみで,それからずーっとノーバイト.
 写真もコレ一枚しかとってないです.

佐多沖は難しいです.

この日は潮がとことん無く,0ノット〜0.2ノット.

ただ,おかげで色々なことが試せました.
最近,潮がないときに硬い竿でシャクるコントロールが難しいなと思っていたので,柔めの竿を出してみたり,逆に硬い竿でやってみたり.

ジグのコントロールを意識したジャークを練習しました.
あんまりうまくできなかったですが.

佐多沖は私が行く海域のなかでもムラという面ではトカラ以上に激しい海域ですね.
特にこの時期は潮が入ってくる,入ってこないというのもあり・・・.
トカラの場合は魚が居て喰わないということも多いですが,佐多の場合は水温変化の激しい時期には本当に魚が抜けてるんじゃないか?とすら思わせられます.

こういう海域で釣れるようになれれば上級者の仲間入りができるのかなぁと思いますが,それがなかなか難しい.

しかし,釣れないからといって足が遠のくのは違うかなと思ってます.
やっぱ,ちょっとむずかしい状況で釣ってこその面白さってあると思いますから.

また,ちょこちょこ行こうかなと思ってます.

でわ.

釣果:エビスダイ×2

2018年釣果

・遊漁船(7日)

▶カンパチ×3
▶ヒレナガカンパチ×3
▶ハマダイ×1
▶アザハタ×1
▶チカメキントキ×2
▶アカムツ×8
▶クロムツ(ムツ)×2
▶タチウオ×6
▶マダイ×1
▶レンコダイ×3
▶カゴカマス×1
▶ゴマサバ×1
▶エビスダイ×1+2=3
▶ウッカリカサゴ×1
▶ソコホウボウ×1
▶ツノザメ系×6

・カヤック(4日)

▶アカムツ×7
▶マダイ×1
▶ゴマサバ×1
▶オジサン×4
▶アカヤガラ×3
▶イネゴチ×1
▶カサゴ×1
▶オニカサゴ×1
▶エソ類×1
▶ツノザメ系×4
▶エイ×1
▶スルメイカ×1
▶ソコイトヨリ×1





2018年4月6日金曜日

深場でジグは動いていないのか?フォール,アクションの本質

どうもです.
ジグアクションの話をします.

今日書こうと思うのは2点.

①上げのアクションはどの程度の水深まで可能か?
②フォール中,竿で感じられなくてもジグは意外と動いている?

以上です.

①上げのアクションはどの程度の水深まで可能か?

みなさんはどう思いますか?
どこで聞いてきたか,200m以上の水深ではジグは殆ど動かない.ということを稀に聞きます.200m以上ではジグを動かせないからフォールが効く,だからスローピッチジャークが強いなどという方もいらっしゃいます.

果たして本当か?個人的には気になるところです.

ここでいう上げのアクションというのはしゃくりあげたときにジグが自走した後,横を向くアクションと定義しておきます.

言い換えれば,ジャークによってジグを横向かせる,飛ばすアクションのはどの程度の水深まで可能か?ということです.
これについての正確な答えを私は持ち合わせていません.
しかし,経験則から今のところ何メートルまではしゃくって横向かせることが出来るかは分かります.
私の経験ですが,320mまでは横向かせることが可能だと思っています.

その根拠として,エビチャレンジと呼んでいる物があります.
これはフックを前後,計4本つけた状態で,何メートルまでエビ,つまりジグにテーリングさせられるか?という摩訶不思議なチャレンジです.重いジグをつけて硬い竿でしゃくるだけ.
テーリングというのはリアフックがリーダーを追い越して起こる現象なので,テーリングさせられるぐらいジグを動かせるということは十分ジグを横向けられるものと思います.

これで私が実際にテーリングさせられた最大水深が320mということになります.
ちなみにですが,250mぐらいまでは意図も簡単にテーリングさせることが出来ます.
ジグを飛ばした後フォールまでの浮遊時間もあるので,100%横向けられていると思います.

ちなみに,320m以上ではまだエビチャレンジをしたことがありませんが,まだまだ深い水深でもジグを横向けることは可能だという手応えを得ています.

だから,深いとジグはほとんど動かない.と言っている方は,そういうシャクリやタックルならほとんど動かないというだけで,動かしたい人は適切なタックルチョイスやジャークできちんと動くものと私は思ってます.

※ジグを飛ばさないと釣れないとかそういう話ではないので,ご注意下さい.

② フォール中,竿で感じられなくてもジグは意外と動いている?

これは悪魔の証明のようなもので,実際に潜ってみないとわからないのですが,個人的にはフォールといえど,ジグは結構動いているんじゃないかなぁと思ってます.
もちろん,ジグの特性や,使うウェイト,ラインの太さ,水深によって話は変わってきます.

ジグのフォールスピードが変わったりするようなイレギュラーなアクションは起こしていないまでも,例えば,圧力中心と重心が異なるようなジグの場合には,錐揉みしやすくなるので,フォール中,海面方向から糸のラインテンションによって引っ張られているとしても,結構動いている可能性が高いと推察しています.

さらに,重たいジグを使えば使うほど,フォール中のアクションをラインテンションが阻害しないため,意図したフォールアクションが出ると考えています.

このあたりはまだまだ考え中なので,そのうちまとまったら詳しく書きたいと思います.

ただ,フォール中,アクションしていることと魚が釣れることはこれもまた別問題だと思っているので,動いているから良いというのは間違いだと思ってます.

とはいえ,ジグのアクションと魚のバイトには何らかの因果関係はあるでしょうから,そのあたりを深く考えていくのがジギングの醍醐味といえるのかもしれません.

ということで,今日は適当な記事でしたが,皆さんの考える機会になればと思います.

でわ.


2018年4月4日水曜日

鹿児島のカンパチジギング事情(オフショア)

カンパチ


スズキ目スズキ亜目アジ科ブリ属に分類される魚です.
ブリ属には他に「ブリ」「ヒラマサ」そして,あまりカンパチと区別されませんが「ヒレナガカンパチ」が居て,ブリ,ヒラマサ,カンパチはブリ3属.「御三家」などと一部のアングラーから呼ばれています.

で,その中でも最強最大となるのがカンパチです.
※ヒラマサのワールド記録が96.8kgの記録があるとの話がありますが,私が色々調べる限りにおいて,この記録は確認することが出来ませんでした.
※ちなみにカンパチは非公式ならば100kgまでは噂程度に聞いたことがあります.釣り上がった写真を実際に見たのは73kgほどまでです.

カンパチの生息域はほぼ全世界の「温暖な海」となっていまして,地中海などでも人気のターゲットのようです.

日本では,一応北海道以外に生息.
となってはいますが,やはり南に行くほど魚影は濃いように思います.

今日は私が現在住んでいる鹿児島県における昨今のカンパチジギング事情について,書いてみたいと思います.

※カンパチのみに絞って書いていきます.他の魚種を言いはじめるとキリがないので.

遠征に来られる方や鹿児島およびその隣県に住んでいる方でカンパチをやりたいと思っている方などの一助になれば幸いです.

しかし・・・鹿児島県は長崎県についで島の数が全国2位.

南北の距離が600kmと莫大な大きさの水域を有しているため,私もそのすべてを把握しきれているわけではありません.

なので,いくつかのエリアに分け,私が行ったことある海域をメインに紹介してみたいと思います.

大まかに鹿児島でのジギングはその特徴から以下のエリアに区分することが出来ると思います.これは遊漁船の数や航行区域,その地域でカンパチが釣れる時期やサイズ,水深などを勘案して私が勝手に分けたものなので,かならずこうやって分けなければいけないということでもありません.隣接しているところはそれなりにクロスオーバーがあります.

タックルというよりジグの推奨重さについても私のスタイルを基にした私なりの意見を少しだけ書きます.
あくまで私なりの話であって,何が正解かは分かりません.
けど,間違いなく言えることは,「重いジグまで持っていたほうがいろんな状況に対応できる」ということです.重いジグがなかったら絶対に釣れないとかそんなことは無いです.


1.錦江湾
2.佐多岬,硫黄島,竹島
3.長島海峡〜甑海峡
4.宇治群島,鷹島,津倉瀬
5.黒島,
6.草垣群島
7.種子島
8.屋久島,口永良部島
9.トカラ列島海域
10.奄美群島海域
11.大隅半島太平洋側地域(志布志など
12.薩摩半島坊津〜野間池地域

※この中で7.種子島と10.奄美群島海域,11.大隅半島太平洋側地域はまだ行ったことがないので,詳細は述べることが出来ません.

1.錦江湾

これは鹿児島湾と言われる地域で,地図を見てもらえばわかるとおり,2つの半島に挟まれた湾になってます.ほぼ時化知らずで年中出船率が高いエリアです.
しかし,カンパチの数は少ないように思います.年中ある一定数の個体が居るようには思いますが,それほど魚影が濃いわけでもなく,秋や春先に黒潮が寄ったタイミングでネリゴ(〜1kg,2kg)の群れが入ってくることがある程度だと思います.
とはいえ,湾内でも8kgぐらいまでは聞いたことがあるので,ナメて掛かってたらブチ切られます.
かといって湾内で極端に太仕掛けを入れるようなメンタルがある人はあんまり居ないかもしれません.

場所にもよりますが,それほど流れもきつくなく,ポイントなる水深も20m〜100mぐらいなので,ビギナーの方に楽しめる海域かと思います.
10kgオーバーが釣れることはまずありえない地域ですので,大物を釣りたい方は他の地域へ.
私がカヤックでやっているようなポイントであれば,ジグは100g〜200gまで用意で事足りると思います.重くて300gかなぁと.

カンパチに固執しないのであれば,オフショアの入り口としてはよい地域かとおもいます.
遊漁船の数も多いし,半日だけの釣りも多いし,乗船料もリーズナブル.

半日5000円〜6000円ぐらい.

2.佐多岬,硫黄島,竹島

まず,佐多岬.
佐多岬へ出船する遊漁船は非常に多いです.
料金は1万円〜1万3千円ぐらいが相場です.

湾内と違って,黒潮によって複雑な潮が入ったり,錦江湾からの上げ下げの潮の影響を受けます.
大型のカンパチシーズンは春前〜春〜初夏の黒潮が寄ったタイミング産卵シーズンかと思います.
小型は潮さえ入れば,年中居る海域です.
黒潮の影響を受けるので,季節によって釣果が大きく変動するというより,黒潮によって釣果が大きく変動する気がします.

潮がないときは0ノットぐらいですが,速いときで3ノット,4ノット,5ノット近いぐらいまでは潮が行く場合もあります.
アベレージでは1ノット程度だと思います.
ポイントの水深は40m〜160mぐらいまで,アベレージで100m〜120mぐらいが多いと思います.一番深くても200mぐらいまでになります.

複雑な潮が絡み,潮も速いことが多いので,そこそこ熟練度が必要な地域になりますが,ここで釣りができるようになれば,いろんな場所で通用するようになると思います.
個人的には佐多海域が一番攻略の難しい海域だと思っています.
いい日に当たれば簡単ですが,いい日と良くない日の落差が他の地域より激しい気がします.

続いて,硫黄島〜竹島ですが,日帰りで比較的手軽に行ける遠征ポイントです.
料金は1万4千〜2万円ぐらいが相場.

かなり複雑な地形があります.
潮はそれほど速くない時のほうが多いです.〜1ノット.
ただし,ここもまた黒潮の影響で場合によっては2ノットぐらいまでは出る時があります.
私の経験では3ノットまで経験してますので,侮れません.

カンパチポイントの水深としては40m〜200mぐらいまで.
シーズンは佐多岬とあまり変わらないぐらいだと思いますが,多少時期が早い程度かと思います.
ここ近年なぜか不調が続いている海域です.とにかく潮が悪い日が多いです・・・.

水深があるポイントがあるので,夏場でも場所によっては大型の期待度が高い場所があります.
カンパチは回遊魚なので,入れ替わりは激しく,釣れない潮ももちろんありますが,硫黄島〜竹島も基本的に小さいカンパチは年中居ます.

佐多,硫黄島,竹島は50kgぐらいまでのカンパチなら居る海域なので,一発来たときのために万全な準備でいくのが良いと個人的には思います.
そうそうデカイ魚なんかかかりませんが,かかったときに獲れなかったら悔しいですよね.

ジグの重さについて,ジグは最低でも〜450g,個人的にオススメは〜600gぐらいまでは用意して行くべき海域と思ってます.個人的にはですが,大物を獲りたい方PEは最低でも2.5号を推奨します.ラインの太さは人それぞれですが.私は3号〜4号をメインで使用しています.
もちろん,潮が素直だったり,緩いときは300g,250g程度でも十分釣りは成立します.


3.長島海峡〜甑海峡

私はこの地域,カンパチに関しては水深がさほどなく,秋のネリゴ(1kg,2kg,MAX3kgぐらいまで)の数釣りをする地域だと思ってます.
ちょうど夏はアカイカ(ケンサキイカ)の夜焚きにわく地域です.そのアカイカが終わって, 9月ぐらいから小さなカンパチが釣れ始めます.
料金は1万円前後が多いように思います.

いつまで釣れるかは水温次第ですが,12月まで釣れることもよくあります.年によっては1月,2月でもネリゴが釣れます.
ネリゴの魚影は比較的濃い地域なので,カンパチのジギングをまず始めたいという人は秋にここの地域でネリゴを専門に出ている遊漁船があるので,そういう遊漁船から始めるのをおすすめしたいです.
水深は20m〜70m程度と比較的浅く,体力的な負担も少ないです.
ジグも100g〜200gで対応できることが殆どで,それ以上は趣味の範囲で入れてOKかとおもいます.ネリゴ釣りならMAX300gまで持っていたら万が一の事態にも対応できるぐらい本当に十分だと思います.とはいえ,私はネリゴジギングで300gを落としたことはありません.
この海域では私が聞いたことある最大で6kg程度なので,ちゃんとシステムが組める人なら1.5号〜2号ぐらいのライトタックルで遊ぶのもよいかもしれません.
システムの勉強にもなりますし.

ちゃんとネリゴジギングの基礎が分かっている船に乗って,秋のいい潮に当たれば1人10匹以上釣れると思うので,ジギング初心者にとっても入りやすい地域だと思います.

ネリゴ専門で出ている船があり,そういう船に乗らないと数は伸びないかもしれません.マダイやハタ類なども居る地域なので,五目釣りになるとネリゴは数が伸びません.
ネリゴは狙って釣らなければ交通事故しかありません.決まったポイントにしか基本的には居ません.

ここで覚えることはすべてのジギングの基礎になると思います.

4.宇治群島,鷹島,津倉瀬


ここはこの3つの島で構成されている浅場のような感じになっている場所です.
デカイカンパチのシーズンは他の地域より少し遅れ目で梅雨入りぐらいから始まって,10月いっぱいぐらいまではデカイやつが居ます.シーズンが早い時は4月の下旬ぐらいからデカイ奴がウロウロしてます.この地域にデカイカンパチが入るかどうかは黒潮や対馬海流の源流次第だと思っています.まだまだ謎が多い海域です.
デカイ奴が入ってきて,どれぐらいまで居るかについて,宇治は少し遅れて11月上旬,中旬ぐらいまではなんとかデカイのが残っていることがあります,12月に入ると結構厳しい事が増えてくると思います.
黒潮の影響もあり,いつ入ってくるか,いつ抜けるかは年々で違うため,デカイ奴がいるシーズンの予測は難しいです.

料金は1万6千〜2万円ぐらいだと思います.

デカイ奴以外については宇治はたぶん年中居る海域だと思いますが,鷹島,津倉は潮の入り方によっては全く釣れない時期もあります.

私の経験では潮は遅いことが多く,経験したMAXでも2ノット.
アベレージでは1ノット前後,潮が行かないときで0.2ノット,0.3ノットは当たり前という感じがします.

カンパチをやる水深は70m〜200mぐらいまで.
100m前後のポイントが多いように思います.

潮が早くないことが多いことから,それほど重いジグは要らないと思いきや,変な2枚潮が入ったりもするので,佐多岬と同じく,できれば〜450g,個人的推奨は〜600gまでは用意していたほうがどんな状況にも対応できると思います.

ただ,この海域,全然開拓が進んでおらず,デカイカンパチが釣れるポイントと,ネリゴがいっぱい釣れるポイントがあまりかぶっていないため,船によっては〜100mまでの数釣り,船によっては〜200mの大物狙い.など遊漁船によって色が別れる地域でもあります.

〜100mの数釣りもちょっと近海を脱出して,近海よりはアベレージがよく,10kgぐらいまでが狙えるので,腕を磨くのには非常に良いと思います.
たぶん,初心者の人が150mとかで20kg,30kgとやりあうのは難しいんじゃないかなぁと思います.でもやってみなきゃわからないのも釣りですから,どういう釣りに挑戦したいか?で船を選ぶと良いかもしれません.

5.黒島

ここで黒島です.
三島に分類される島ですが,なぜこの島だけ分けたのか?
ここは黒潮が当たりやすい島だからです.
硫黄島,竹島は全く潮がないけど,黒島だけは潮があるという状況はよくあります.
平均して1ノットぐらいの釣りやすい潮が多いですが,夏などのぶっ飛び潮シーズンは2ノット,3ノットで二枚潮ということもあるので,注意が必要です.
カンパチポイントの水深は70m〜140mぐらいが多いですが,200m前後を現在開拓中です.

また,黒島になると,行く遊漁船が少ないです.
ジギングで行くのは私が知ってる限りでは今は3隻のみ・・・.
このうち2隻はほとんど黒島へは行きません.つまり,まともに黒島へ行く船は1隻のみ
開拓の進行具合も,他に比べてかなり遅い地域だと思います.

まだまだ,情報も少ないですが,大型のシーズンだけは他の三島とあまりかわらず,4月中下旬〜5月ぐらいから始まって,梅雨入りぐらいまでだと思います.梅雨明け〜初夏でもポイントを開拓すればデカイのがいる確率は非常に高いです.

カンパチは居ないかもしれませんが,島の周りは250mとか300m前後に面白い瀬があり,そういうところではまた新しい魚が釣れると期待しています.

個人的に一番注目しているお比較的お手軽な金額出いける近海離島です.
料金は遊漁船によっても違いますが,1.6万〜2万ぐらいが相場だと思います.

ちゃんと開拓が勧めばトカラにも負けない海域だと思います.

最低でも〜450g,個人的推奨は〜600gまでは用意していたほうがどんな状況にも対応できると思います.私はここに行くなら何があっても出来るようにジグは1kgまでは持っていってます.1kg入れたことはないですけど(笑.


6.草垣群島

古くから,黒潮の当たる島として有名な草垣です.
ここも行く船がほとんど居ません.私が知る限りでジギングで行くのは3隻のみ.
年中通してコンスタントに行く船は居ません.

デカイカンパチのシーズンは読みにくいです.
黒潮が活発になり,またカンパチも産卵を意識しだすので,3月ぐらいから群れが入ることがあると思います.あくまでカンパチは回遊魚なので,昨日釣れたから今日も釣れるという魚では無いと思います.
回遊次第では年中チャンスが有る島とも言えると思います.私が行った夏の枯れ枯れの時期の調査でもカンパチ14kgが出ましたし,たぶん魚は入れ代わり立ち代わり居ると思います.

黒潮が入ってる場合は潮は1ノット〜2ノットの事が多いです.
ただ,稀に潮がない場合もあるらしく,0ノット近いときも・・・・.
ここもおそらく夏になれば二枚潮のキツイ潮が入るので油断は大敵です.
私が夏に行ったときはそうでもなかったですが.

深い場所はほとんど未開拓の地域です.
水深は40m〜200mぐらいを考えていたほうが良いと思います.
よく釣れるのは〜100mぐらいまでだと思いますが,深場は深場でたぶん浪漫があります.

ジグは最低でも〜450g,個人的推奨は〜600gまでは用意していたほうがどんな状況にも対応できると思います.私はここでも,行くなら何があっても出来るように1kgまでは持っていってます.800gまでは落としたことあります.

7.種子島

まだ行ったことがないです.
※種子島南部海域は一応1回行ったことはあります.
太平洋側のポイントにいつか行ってみたいなと思ってます.
種子島の船もありますし,鹿児島の大隅のほうから出ている遊漁船もあるようです.
ジグは1kgぐらいまで持っていけばどうにでもなるかなと.

8.屋久島,口永良部島

屋久島,口永良部は黒潮の影響をモロに受るため,時期が読みにくいです.
セオリーで言えば,流れ藻が無くなる4月下旬〜梅雨明けまでが良いとは思いますが,カンパチが居なくなるということは無い海域だけにデカイの一発・・・で考えると年中チャンスは有るように思います.

屋久島海域は屋久島と種子島の間の海峡はそれほど水深が無く,〜100m前後で数釣りが楽しめます.南部や西部に行くと,200mとか深いポイントがあります.

北部はサガリ曽根などの曽根があり,ここは本土からの遊漁船も行っています.

屋久島近海はかなりバリエーションに富んだ地形,潮流,遊漁船が居るので,屋久島に釣行する!というよりは,どの遊漁船に乗るか?が非常に重要なポイントかもしれません.

極悪潮の場合は〜3ノット,4ノットで二枚潮,三枚潮のこともありますから,遊漁船によっては〜500gぐらいまでは最低常備しておかないと勝負にならないこともあるとおもいます.私は〜1kgまでは持っていくようにしています.
 

9.トカラ列島海域

常に黒潮の影響を受けて,多数の島,曽根が点在する海域です.
デカイ魚は常に居ます.

奄美大島のほうからの遊漁船も居ますし,本土からの遊漁船も居れば,種子島,屋久島からの遊漁船も居ます.もちろん,トカラ列島の島にも遊漁船はあります.

こうやって考えると,吐噶喇列島は秘境!とか言われておきながら,こんなに叩かれてる海域も珍しいです.つまり,トカラは甘くない!と私は思っています.

ただ,魚のストック量はやはり他の地域に比べるとまだまだあるのかなというところです.それでも昔に比べると全然釣れないという話は聞きます.あまり昔を知らないので,比べようがないのですが.

また,実際はトカラの中でも叩かれまくってる海域と,そうでない海域に別れるので,一括りにトカラとは出来ないところです.

多種多少の遊漁船があり,地形もバリエーションに富みます.
カンパチのジギングで言えば,40m〜300mぐらいが範囲になってきます.
 
潮流も複雑なことが多く,私の場合ですが,500g未満のジグを落とさないことはザラにあります.500g,600g,〜1kgぐらいまでの使用が個人的には合っています.
もちろん,そんなに重いジグじゃなくても釣れるとは思いますが,このあたりはスタイルなのでなんとも言えません.

トカラは行く遊漁船によって見せる顔が全然違うので,色々な遊漁船で行ってみたいと思っているところです.

10.奄美群島海域

 まだ行ったことがないです.なのでここでは割愛します.

11.大隅半島太平洋側地域(志布志など

個人的な読みではちゃんとやればちゃんとカンパチが釣れる地域だと思っていますが,まだ釣行したことがありません.デカイカンパチも絶対居ます.

12.薩摩半島坊津〜野間池地域

個人的な読みではちゃんとやればちゃんとカンパチが釣れる地域だと思っていますが,まだ全然釣行回数少なく,ほとんど経験がないので分かりません.
ここでちゃんとやっているジギング船も知らない海域です.
デカイカンパチは入る地域だと思います.

ということで,簡単ですが, 鹿児島のカンパチジギング事情について個人的な意見を書いてみました.間違っているところもあると思うので,あくまで現時点での私の私見だと思って下さい.

でわ.


2018年4月2日月曜日

燃え尽き?甑沖のアカムツ+根魚ジギング

どうもです.

前回,アカムツチャレンジして,アカボウだったため,リベンジで甑島沖のアカムツジギングに行ってきました.事前情報ではあんまり釣れていないとのこと.なので,アカムツが喰わなかったら根魚等も狙うプランでした.個人的にはアカムツならアカムツを1日難しくても狙いたいんですが,なかなか乗り合いだとそういう訳にはいかないですね.

朝一,アカムツのポイントに入りますが,食ってこず.

数流しして見切り,浅場で根魚狙い.

船中,ウッカリカサゴやチカメキントキが上がりますが,サイズも小さく,微妙な潮.
私は何を狙うか考え中で,一応カサゴを狙ってみましたが,釣れない時間が過ぎていきます.

なかなか難しい.

数流しして,さらに浅場に一度移動.
・・・・・何もなし!!

流れも変な流れでイマイチな感じでした.

色々と試してみますが,どうにも突破口が開けない感じ.
こういう日が続くなぁと思いながらもさらに試行錯誤.

この試行錯誤が楽しいんですよね.

で,浅場もたいして良くないので,深場へ戻ります.

実績のポイント1流し目.
着底から一時して,ようやく本日初のアタリ.
完全にアカムツです.

上がってきたのは小さいアカムツ・・・.

小さいけどアカムツはアカムツです.お久しぶりです.1と0はぜんぜん違うこの釣り.1匹でも嬉しいです.

すぐに落としなおしてまたすぐにアタリましたが,あとちょっとのところでバレ.
アタリ方はアカムツじゃなかったですが,バレるということは・・・?
上げてないのでわかりません.

時合到来?
ということで,次の流しもすぐにアタリましたが・・・これはすぐにバレ.
アカムツじゃなかった気はしますが.

2連続バラシ後,一瞬の時合だったようで次の流しからは当たらなくなりました.

そして浅場へ.
釣れない・・・・・.
釣りきれないって感じですね.

結局ほとんど釣れないので,深場へ戻りました.

いい感じの流れでポイントに入ります.
アタリ!ですが,明らかにアカムツじゃないっぽい.
ぐーっと重くなってスルスル上がってくる.あいつ.
タチウオ.

アカムツポイントでタチウオが釣れることは珍しくはないですが,今日はアカムツ不在なのか?

次の流しでもアタリ!
が,ムツ.クロムツ?いやムツっぽい.


そしてラストの流しで・・・
クロムツ.ちょっとだけサイズアップ.
アカムツも居そうな地形だったんですが,底質の差でしょうか?
色々面白いです.


という感じで,アカムツが1匹釣れたんで,満足した釣行でした.

・遊漁船(6日)

▶カンパチ×3
▶ヒレナガカンパチ×3
▶ハマダイ×1
▶アザハタ×1
▶チカメキントキ×2
▶アカムツ×7+1=8
▶クロムツ(ムツ)×2
▶タチウオ×5+1=6
▶マダイ×1
▶レンコダイ×3
▶カゴカマス×1
▶ゴマサバ×1
▶エビスダイ×1
▶ウッカリカサゴ×1
▶ソコホウボウ×1
▶ツノザメ系×6


・カヤック(4日)

▶アカムツ×7
▶マダイ×1
▶ゴマサバ×1
▶オジサン×4
▶アカヤガラ×3
▶イネゴチ×1
▶カサゴ×1
▶オニカサゴ×1
▶エソ類×1
▶ツノザメ系×4
▶エイ×1
▶スルメイカ×1
▶ソコイトヨリ×1