2017年10月4日水曜日

Garmin魚探 SideVuのサンプル画像と使い方を紹介,説明


Garmin魚探 SideVuのサンプル画像と使い方を紹介,説明

ということで,不人気魚探シリーズ.
でも,気になってる人は多いのでは?とくにカヤックフィッシングをやられる方やマイボートを所持していらっしゃる方など・・・.

最近,GARMIN魚探はバスフィッシングの人が注目しているようで,それらしいアクセスもちらほらあります.
バスなんかもやっぱり等深線やSideVuあると便利だと思います.
SideVuは正確にはSideVüとなります.

ClearVuに関しては,一度紹介記事を書いております.

GARMIN魚探 ClearVuの威力 高周波イメージングの利点



今回は

SideVü


そもそもSideVüとは?
サイドスキャンソナーのことなのですが,通常の魚探は真下に超音波を発振するのに対して,サイドスキャンソナーは平たいビームを発振して,点ではなく,線でスキャンしていくモノです.
船が止まっていれば,線でしかスキャンできませんが,船が動けば,線が重なっていって面でみることが出来ます.
通常の魚探は点なので,船が動いていくと,線でみることが出来ます.

海洋調査にも使われている技術で,我々の身近なところでは,長崎県五島沖に沈む潜水艦の調査などにも使われています.
五島沖には24隻の潜水艦が200mラインに沈んでいるようです.いい魚礁ですね・・・.

そのあたり,詳しくは,ラ・プロンジェ深海工学会が詳しいです
http://blog.goo.ne.jp/laplonge

ちなみに,Youtubeに200mの海底に突き刺さっている潜水艦のサイドスキャン映像など非常に面白いものもあります.
魚も写ってるので,完全に魚礁になってます.200ですから,面白い魚がついていそうですね.

さて,本題に戻ります.
SideVüのイメージはこんな感じ.

※EchomapCharpの取扱説明書より.

ということで,通常の魚探だけではみることが出来ない船の左右も見ることができるのです.


SideVüの利点は?

1.真下以外も見れるので,瀬や魚礁が探しやすい

2.魚の群れが居る方向が分かる


とまぁ,そんな感じです.
他にも使い方によっては色々あるかと思いますが.

いくつか,サンプルを取得してきましたので,紹介します.

まずはなにもないオーソドックスな画面で見方を説明します.

上のウインドウがSideVüのウインドウです.
右下は通常魚探.
左下は地図ですが,ここではぼかしてます.

SideVüの見方ですが,情報が最新の情報で下の方は今まで通ってきた後になります.
そして,中心が船の位置,右側が船の右側,左側がそのまま船の左側ということになります.

この画像では特に海底になにか障害物があるというわけではなく,泥地か砂地あるいは砂利と思われます.
泥か砂か砂利かなどは反射率が変わるので,使い込んでいけば相対評価としては分かります.

ここからはいくつかサンプルを紹介します.
まだまだ使いこなせてないですし,いいサンプルは取れてませんが,ファーストサンプルとして見ていただければと思います.

では,まずはこれ.

これはのっぺりした海底にポツンと岩があるような感じです.
ちょっと前に通過した船の左側にその岩があります.
これは岩でしたが,こういう映り方でベイトボールだったりもするので,とりあえず,戻って直上で通常魚探,ClearVüで写せばまた詳細が分かります.
SideVüはあくまで個人的にはストラクチャーや魚群を探すものであって,詳細は魚探,ClearVüで見るのが良いと思ってます.

次です.

こんな感じ.

船の右側はゴツゴツした岩が海底に沈んでいるけど,左側はわりとのっぺりしている感じです.

つぎはベイトの映り方.

魚探を見ていただければ分かりますが,まぁまぁ良い,濃い反応です.
で,SideVüをみてもらうとわかりやすいですが,裾野のほうの反応は船の右側が濃くて,トップ近くの反応はわりと大きく左右にいる感じが見て取れます.

さらにベイトの反応.
こっちのほうが見やすいかもしれません.

通常魚探は200kHzのほうが50kHzより映る範囲が狭いので,50kHzには魚群が写ってますが,200kHzの魚探にはちょっとだけしか写ってません.こういう反応のときは魚群の中心が船からちょっとズレている時に起きますが,これをみて魚群はどっちにいるか分かりますか?

一番大きな瀬に近い魚群は船の左側に居るのに対して,後ろの魚群は右に居た.ということが分かります.


最後に浅場を紹介します.
こんな感じ.


浅場のほうがビーム強度がとれるのと,レンジが浅いので(拡大されたような状態になり),より鮮明に見えます.
これは岩礁帯をみているところですが,スリットがどういう風にはいっているのか?などの情報が分かります.

SideVüも魚探と一緒で,見る側のスキルも重要かと思います.
私もまだまだなので,これから研鑽を積んでいきたいと思います.

でわ.

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4 件のコメント:

  1. SideVüの記事参考になりました。GT41どと水深30mで170m見れるんですね。私はGT52HW使ってますが、90mちょいとなります。中古のGT51M買って使ってませんが、使ってみたいと思います。

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    1. GT52HWは350Wに455kHzですもんね.
      広く映るからいいってもんではないとはおもいますが,周波数と出力は用途に合わせて選びたいところですね.

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  2. 自分が良く行くポイントに合わせて振動子を選ぶのが一番良いと思ってます。私のホームはMax40m程度なんで、GT52HWで十分なんです。でも、遠征用にとGT51Mを購入しました。周波数によって写りも違うので、試行錯誤するのが良いと思ってます。

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    1. 何が良いかは人それぞれだと思うので,自分がよかったらとりあえずはOKだと思います.GT51はMIDCHARPのシングルチャンネルなんですよね.私はデュアルチャンネル欲しいのでGT41にしてます.個人的にはGT51は船団になっているような海域で他船と周波数がかぶってノイズが出るような状況で使いたいですね.

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