2017年9月29日金曜日

ドテラ流しはダメ?バーチカルジギングこそが至高なのか?

どうもです.


以前,船の流し方には大きく3種類
スパンカーを使った流し釣り,ドテラ流し,シーアンカー(パラシュートアンカー)があるというような記事を書きました.

ドテラ流し VS スパンカー VS シーアンカー

上記記事内でもどの釣りがイイというわけではなく,状況等に応じて臨機応変に対応するのが良いのでは?という趣旨で記事を書いていたように思います.

最近,船の流しについて色々考えることがありましたので,書いてみたいと思います.

私の場合,長崎のプレジャーではほとんどがドテラかシーアンカー釣りでした.
風と潮の方向によってはラインが立つこともあれば,斜めに入ることも.

昔は今ほど「フォールアクション」について考えていなかったのですし,ジギング自体もド真面目にやっていたわけではないので,ラインが立っても斜めでも大して気にはしていませんでした.

ラインは立ってても斜めでも魚は食ってくるときは食ってくると思ってます.


ディープのジギングや潮流が早いところではスパンカーを張って,風に船をたててラインを垂直に落とすバーチカルジギングが主流です.

ラインを垂直に立てるという操船は複雑な海流の中だと難しくなってきます.
風向き,潮向きを読んでラインを立てに行く必要があります.なので,ちょっと考えている船頭さんじゃないとまともにラインを立てられない状況というものが存在してきます.

私が乗った鹿児島の船の中で,潮,風,色々と考えて,完璧にラインを立てられる船長は数人しか居ません.

つまり,何が言いたいかというと,複雑な潮流の中でラインを立てる技術を持っている船長は案外少ないということです.

なので,ちょっとジギングが分かっている人は”操船の腕”を見て遊漁船の良し悪しを決めたりしています.

もし,魚がいる場所がわかっていれば,ピンポイントに落としたほうが釣れる確率は高くなりますしね.

あとはラインを立てたほうが体への負担が少ないです.
どうしてもドテラ流しだとラインが船に引っ張られるので,その分余計に体への負担も大きくなります.テクニカルなこともやりにくくなってきます.

なので,ちょっと釣り人的な腕が上がってきたらバーチカルジギングを好む傾向になってくるように思います.

しかし,ここ半年ぐらいでしょうか.

「別に,ドテラでもイイんじゃね?」
と思い始めました.
これは結構語弊があるかもしれません.

ハッキリ言うと,”ドテラ流ししか出来ない船は論外”です.
アングラーの技量もありますが, やっぱりラインを立てないと釣りにならない状況ってあると思いますし,完全ドテラは無理でもラインを飛ばし気味にして斜めに効くようなスパンカー釣りも織り交ぜた方が良いと思うからです.
要はスパンカーを張った流し釣りからその中間のスパンカーをハリつつもラインを飛ばせる,さらにはドテラも出来る船というのはアリだなぁと思う次第です.

ラインが斜めに入ってフォールは効くのか?って話がありますが,「ライン角度が45度,水深の1.5倍ぐらい糸が出るまでなら十分にフォールを効かせることが出来る」と,最近確信できるようになってきました.もちろん,体力はある程度必要ですが・・・.

この前に更新したカヤックでも水深70mに対してラインが120m近く出るような状況でもバイトはとれましたし,120mの水深に対して180mラインが出てもアタリは出せました.

ただし,海況に応じて,通常のバーチカルジギングの1.2倍〜3倍ぐらいの重さのジグを必要するように思います.

また,特筆すべきは,ラインを立てた流しでは全く食ってこない状況で,ラインを斜めに入れるといきなり食ってくることがあります.

これはハッキリとそう言えるときがあります.

バーチカルだと船が真上にいるので,エンジン音や船影などのプレッシャーが高いということもあると思いますし,バーチカルと斜め引きだと圧倒的に斜めのほうが魚に見せるチャンスは多いと思います.

コントロール性が悪くなるドテラでの釣りですが,バーチカルよりさらにテクニカルで体力も必要,考えることも多くて,面白いなと最近は思ってます.

昔は150mでドテラとかむりだろ?きついだろ?
と思ってましたが,最近は150mのドテラ流しでも状況によってはありかなと思っている次第です.もちろん,風速や潮次第ですが.

何の釣りでも奥深いですけど.

ジギング,奥深いですね.


ただ,ラインが斜めにしすぎると,大型の根魚が捕りにくくなるので,根の荒い場所で,デカイ根魚なら食わせることより捕ることを優先するために立てたほうがイイのかなとは思っています.




2017年9月27日水曜日

Accurateリールの日常メンテナンス,分解手順教えます

最近,共同購入などもあって,自分の周りだけかもしれませんが,Accurateユーザーが増えているような気がします.

左ハンドルのレバードラグで大型のものの選択肢がないということも要因の一つかもしれません.

まだまだとてつもなくデカイ魚は釣り上げきれていませんが,十分に実績も作れてきていると思います.

耐久性について,ノーマルのベアリングは結構弱いなという印象です.
実は,一番使っているAccurateのEXはギア支持のベアリングがダメになって1度交換しています.ギアはちょうど馴染んできていい感じなので,ベアリングは少しでも異常を感じたら早め早めの交換が良いと個人的には思います.

で,アメリカンなリールですから,日々のメンテは非常に重要だと思います.

私のメンテ頻度は使用頻度によりますが,メインのリールは2釣行〜4釣行で分解してグリスアップするようにしてます.慣れれば1台あたり10分ぐらいで出来ます.

ということで,分解手順や必要な工具類をご紹介したいと思います.

今回は2スピードのDX2を題材にしますが,EXシリーズと分解手順は変わりません.
FXはスプールを抜くところが少しだけ違います.

必要な工具

5/64インチの六角レンチ(もしくは六角ドライバー)


T6のトルクスドライバー


1/2インチのレンチ(1スピードは9/16インチ)


精密マイナスドライバー

100均なんかの安いやつでもOKです.ここではネジを回すわけではないので.

ということで,軽く解説していきます.


DX2ゴールド.
新品リールです.
新品のリールはなかなかグリース量がすごいので,それもご覧いただければと・・・.
個人的な好みですが,ジガーとかステラとか巻きが超シルキーなリールは必要最小限のグリスアップが好きですが,Accurateのようなメカノイズが基本的に大きいリールはグリスモリモリにするのが好きです.モリモリにしてもあんま意味ないんですが,メカノイズはモリモリにしたほうが減ることは確認しています.

オシアジガーのようなスタードラグリールを分解される方はハンドルから分解していこうかと思いがちかもしれませんが,Accurate,まずはケースネジを外して片側のケースを外します.

ハンドル側の4本のネジがありますので,外しています.

ここはトルクストライバーのT6を使います.
ケースと干渉することもあるためドライバー先端部が長い,もしくはずっと細いドライバーを使用されることを推奨します.

で,4本のネジが外れたら,ケースが外れます.
スプールにはドラグ部にカバーが着いていて,ドラグが露出していない,プチ防水,防塵機構になっています.細かいトラブルを防止するのは必須の機構かと個人的には思います.
最近出たバリアントというリールはドラグプレートがむき出しなんですよね.簡易カバーがついてますが・・・.通常は特に問題ないと思いますが,毎釣行分解してゴミなどが噛んでないかチェックしたほうが良いと思います.

さて,話がそれました.
片側のケースの中身を見てみますと,こんな感じ.
グリス,ぬりぬりです!
これノーマルです.新品です.
ここのベアリングはスプリング止めでとまっており,スプリング止めを外すと,外れます.
基本,なくしやすいので,自信のない方はここのベアリングは分解しないことをオススメします.古いグリスをふきとって,新しいグリスを打つ感じでOKかとおもいます.
頻繁にメンテ出来る人は粘度の高いオイルを打ってもよいと思います.
このあたりは好みです.ベアリングのメンテは半分は宗教だと思っているので,自分の信じられるメンテが一番です.
ベアリングは消耗品なので,永遠に保つベアリングは存在しません.
互換性のあるベアリングが日本でも買えますから,難しく考える必要はないかと思います.

さて,ここまできたら,次にスプールアッセンブリを外します.
※きょうはスプールアッセンブリの分解方法は紹介しません.

スプールが付いている側,ブレーキの具合を調整するノブの蓋.

 この黒い蓋をします.ミニマイナスドライバーなどで優しく外してください.
そうすると,スプール軸がEリングで止まってます.
このEリングでスプール軸を引っ張ってドラグプレートをドラグワッシャーにこすり付けることでドラグが作用します.(巻けるようになります)
Eリングをやさしく小さいマイナスドライバーなどで外してください.
外す際に,コツとしては,逆側のスプール軸を押すと,軸が段差より上にせりあがってくるので,その状態ではずすと,はずしやすいです.


完全に同じものではないですが,国内でも互換性のあるEリングは買えます.4mmのEリングです.
Eリングが開いてしまったら交換したほうが無難です.開きすぎるとまともにドラグがかからなくなります.


はずしたらこんな感じ.
これでもうスプールが抜けます.
スプール軸にはギアも一緒についてきます.
ノーマルのグリスはこんな感じ.
ヌチャヌチャっす!
通常時のメンテではここのグリス量をチェックしてください.
古いグリスは拭き取ってから,打ちます.

残りのほうはハンドルとメインギア.
ここまできてようやくハンドルが外せます.
ちなみにメインギアはこんな感じ.

2スピードなので,2つギアがあります.
中心に見えるベアリングがスプールギアを支えているベアリングです.
ここのベアリングが一番イカれやすいです.
ちなみにこのベアリングはミリ規格でシマノのS-ARBにも互換性のあるベアリングがあります.
1台はS-ARBベアリングに換装しています.
このあたり潮ガミすると非常に外しにくくなるので注意です.

ハンドルを外していきます.
2スピードのハンドルはリテーナーで止まっています.
リテーナーネジは5/64インチの六角ネジで外れます.
2本のネジを外すと,リテーナーがはずれ,ハンドルを止めているネジが露出します.
このまま,1/2インチのレンチで外します.
ここで,小さいバネがプッシュ部についているので,無くさないように気をつけてください.
完全に同じものではないですが,代替品は日本で買うことも出来ます・・・.

※1スピードものはリテーナーが無く,9/16インチのレンチで外せます.
外しましたら,
こんなパーツがボコッととれます.
ここは分解しませんが,古いグリースを拭き取ってから新しいグリスを打ちます.
このネジが抜けると,ハンドルが外れます.
ここまでくれば,ギアが抜けます.
古いグリスを拭き取って,新しいグリスを打ちます!
ギアの構成はこんな感じ.ハイギア,ローギア,ローギアについているギア軸.
ローギアの軸がハイギアに刺さる形になるので,ローギア軸にもよくグリスを塗ります.
ちなみに,ハイギア軸には逆転防止のラチェットがついています.これがDXの特徴です.

ケース部を見ると,
ラチェットのツメが2つあります.
このツメとバネにグリスをたっぷり打つとカチカチ音がかなり緩和されるので,私はがっつり打ってます.

EXシリーズはこのツメがなく,上画像でみえている,ローラークラッチのみで逆転を防止しています.
ちょっと考えたらなかなか怖い機構です.ローラークラッチが逝けばハンドルが逆転します・・・.DX2なら最悪それは無いです.

という感じで,分解手順は以上です.

今回説明していない,レバー部の分解にはスナップリングプライヤが必要ですし,かなり開きやすいので要注意です.
完全分解についてはいずれまた記事にしたいと思います.

組み立て手順は逆をいけばOKです.

ハンドルを装着,リテーナーを装着,スプールを装着,ケースを装着.

今,マミヤOPのレイトラック(マーフィックス)が第一線で活躍しているように,
Accurateリール,10年後でも20年後でも第一線で戦えるリールだと思います.

まめなメンテナンスをしてリールを長持ちさせたいものです.
何か困ったことがあればご相談ください.

でわ.





2017年9月25日月曜日

カヤックでマダイジギング!鹿児島錦江湾桜島の釣り


どうもです.

秋深まってきて,各地で良い釣果が聞こえてきています.
こういういい時期って私何故か逃しちゃうんですよね・・・.
9月はなかなか無理ですが,10月はちょっと辛抱して色々釣りに行ってみたいと思ってます.釣れるかどうかは分かりませんが.

さて,月1回か2回かはカヤックフィッシングへ行きたい.
ということで,行ってまいりました.

今回は台風後の錦江湾,桜島へ.


フェリーからの景色
最近,また桜島の噴火が活発になってきているので,桜島周辺で釣りをするときは風向きに注意ですね.できれば,灰の降らないエリアで釣りがしたいです.



ベタ凪予報だったのですが,外海はうねりが入るかなと思ってやめました.


外海のカヤックフィッシングは増やしたいと思いつつ,安全面では十二分に注意する必要があると思っていて,できるだけ凪の日に出たいと思います.

さて,今回は一年のうち1回か2回ぐらい行くポイント.
このポイントは真鯛以外めぼしい魚を釣ったことはないポイントです.
なので,基本的には真鯛狙いです.
このポイント,今から冬の時期までは下げのタイミングさえ外さなければマダイの釣果には恵まれるポイントだと思ってます.ピンで付いてる場所を探さないと厳しいときは多いと思いますが.

以前は鯛ラバも積んでいっていましたが,今回はジギングロッド1本だけで行ってきました.

マダイというターゲット.
生息範囲が広く,オフショアでの釣り物としては比較的身近なターゲットですが,結構奥は深いと思っています.

タイ科の中では自分の知る限り最大に成長する魚で10kgオーバーまでは居ますし,生息水深も数mからディープは200mオーバーでも釣れます.

釣り方もフカセ(チョロ含む),胴付き,浮き流し,一つテンヤその他色々の餌釣りからルアーもプラッギング,鯛ラバ,テンヤ(ワーム),インチク,ジギング・・などなど,とにかく釣り方も豊富です.

誤解を恐れずに言えば,オフショアの鯛ラバはオフショアルアーゲームの中ではいい意味でイージーなので,個人的には入門として最適かなぁと思っています.(特に釣り物にコダワリがなければ)

そういった中で「マダイのジギング」の立ち位置はかなりキワモノのように思います.
マイクロジギングのように小さいジグを使ったジギングは一部で流行していますが,100gとか200gとかそういうジグで100m,150mとかそういう水深を狙っていくジギングで真鯛をメインターゲットにするということはなかなか無いのかなという意味で.

数だけ釣るなら細仕掛けに浅場,鯛ラバやマイクロという感じかもしれませんが,深場のジギングでは数は出ないことが多いですが,そこそこ型が狙えるかなと個人的には思っています.

最近の釣行記では状況と結果を述べることに注力していて,どういう誘いをしていて魚が食って来たかとか,どういうふうに考えて釣りを展開したかなどの記載はあまりしていませんでした.
これは読者の方に「そうしなければならない」という固定観念を植え付けることにもなりかねないかな?といったところからの配慮ですが,本釣行記ではすべてではないですが,私が現場で考えていたことを「後付け」ナシに覚えている範囲で記載してみようかと思っています.

※あくまで私の考え方や釣り方であって,こうしなければ釣れない,こういう思考以外を許容できないということはありませんので,釣りはもっと自由に柔軟に!ですから.読者の方は他人の一意見としてご覧いただければ幸いです.

さて,そろそろ本題へ行きます.
前日が台風だったので,朝早い時間は避け,日が昇ってだいぶ経ってか出艇しました.

前回来たのは今年の2月ですかね.
その時はカサゴが1匹釣れただけでしたので,ある意味で半年ぶりのリベンジとなるのでしょうか?

また,Garmin魚探に替えてからは初めての海域だったので,QDCでコンターを作りまくります.

ここは基本的には下げのポイントで,下げは大きく潮が動きますが,上げでは潮が止まります.
午前中は下げなのでチャンスありです.

一応,LOWRANCEからメインポイントは移植しているので,おおよそのポイントへ.
・・・・反応.無いっすね!

潮流れを見るために定番の瀬周りで一回流してみました.
ほぼ東からの潮,0.6ノット.キモチ二枚潮.
いい感じに下げが聞いているので,セオリー通り,潮上の瀬を探索します.

探し回ると,ありました.
うっすい反応ですが流してみます.

上潮はMAX0.6ノットぐらいで流れていますが,底潮は0.4ノット〜0.2ノットといった感じ.
特に底潮の効いていない様子で,着底まで残り15mほどになったら一気にラインが斜めになりはじめます.
ジグでの釣りは潮との読みあいな部分もあり,常に縦方向で潮がどうなっているのか?
をラインやジグの動きなどを通して予測することは大事かなと思います.

1流し目は80gをセットしていましたが,二枚潮がきついので,ジグは130gへチェンジ.
※きついと言っても,外洋ほどではなく,カヤックで釣りをするにはきついという意味です.

反応のある場所を丁寧に流し返しますが,アタリません.

釣り方としてはボトムまで落として,比較的早い1ピッチを織り交ぜてから,ワンピッチで竿を水平から75度ぐらいまでしゃくりあげてからのフォールを入れるシャクリ.ボトムからゆっくりした1ピッチでフォールを長くとるシャクリ,あまりジグを飛ばさない比較的直線的なシャクリなど,いろいろなシャクリを試します.

反応から推測して真鯛だとは思うのですが・・・.
ポイントの水深は70m〜60mぐらいをやっていたので,ちょっと水深が浅いのかなと思って移動します.

ということで,深場へ.
今回は深場(といっても130mぐらいまで)のClearVuを撮影することにもあります.
 
ということで,深場到着.
LOWRANCEのダウンビューでは455kHzしかなく,パワーもなかったので,90mぐらいまでしか高解像度イメージングできなかったのが,GARMINのClearVuなら100mオーバーもラクラクです.

で,例えばこんな感じ.

魚の反応は無いのですけどね・・・.
魚探の分解能は周波数と指向角度に依存します.
基本的には高周波のほうが分解能良いです.
50kHzでは大きな一つの山に見えますが,200kHzではうっすら3つこぶに見えます.
ClearVuでは完全に3つの山が分離しています.

さて,ここでは反応がないのですが,瀬付きが居る可能性があるので,長めに流して地形を探っていきます.
基本的にはボトムをネチネチ探る感じで,上げても10mぐらいです.
早いピッチ,遅いピッチ,ハーフピッチ,1/4ピッチなどを試します.

ダメです.食いません.

ダメの理由を考えます.

自分が理由を考える時に魚探に魚が映っているか映っていないかというのが1つキーになります.
魚が写っていれば,何かしら魚が居ることが確定するわけで,それの場合はその写っている反応が本当に狙っている魚なのか?(今日の場合は真鯛)ということをもう一度考えて,やっぱり真鯛だと思ったら釣り方がオカシイということになるかと思います.何をやっても食わない反応というのもあるので,見切りと粘りの判断がむずかしいところです.

で,魚が写っていない場合は,ベタ底に魚が居る可能性はありますが,魚が居ない場所を流したということも考えられます.

私の場合,よっぽど自信のある地形ではない限りは早めの見切りをするようにしています.

場所は面白いのですが,同じ場所を流し返すよりは,もっと反応が良い場所を求めてもよいのではないか?ということです.

ということで,ここでは魚がいる可能性はあるけれども,もっと食う場所を探す選択をしました.

で,色々動き回って反応を探しますが,深場にバリバリの反応は無かったです.
唯一,何故か潮下にうっすい反応がパラパラとあって,これは真鯛っぽい感じ.
ちなみに水深は120m〜110mです.

ピンで流せるほど反応が固まっていないので,潮上からダラーっと長めに流してみます.

潮上では反応なし.

潮下になるにつれて二枚潮がキツくなります.

反応に入ってきた時,フリーフォール時に違和感.

魚がついた感じがしました.

着底後,しゃくり始めてジグにまとわりつく感じがあり,少し長めのフォールを入れたところでヒット!
いい感じに竿を叩く引きは真鯛です.

特に危な所もなく,上がってきたのは3kg弱のまぁ,一応狙っているサイズでした.

1匹釣ったのでとりあえず今日は満足.
同じような反応をスジを変えて流し返すと,すぐ当たってきます.
今度はどうやらスレのようで変な引きをします.何回目かのツッコミでバレてしまいました.
ハリにはウロコ.真鯛でした.

とりあえず,潮下で釣れる反応もあるのねということが分かったので,2流しでこの場所をあとにします.

また浅場のほうに戻って釣れる反応を探します.
水深はまた60m〜70m程度.

この日は浮いた反応がところどころにあって,瀬についた反応ではないので,あまり狙っていなかったのですが,この反応を狙ってみると,予想通りのコサバ!
脂のりが悪いですが,食べ方次第では美味しいので持ち帰ります.

で,次の画像のような反応をちょこちょこランガンで打っていきまして,
ジャークも色々試し見ていたところ・・・・.

少し速めの見切られないようなアクションであまりジグを横向けずに直線的な動きをしたジャークで食ってきました!
2kgないかなーぐらいの超きれいなマダイ!

こんなきれいなマダイ久しぶりに見ました.
(写真では分かりにくいですが・・・・)

ちなみに,釣れた反応はこんな感じ.


その後,ちょっとお遊びでサバ狙い.
サバについている青物でも居ればいいのですが,反応を見るかぎり,デカイ魚がついている反応ではないです.

サバを1本追加

そこからはとりあえずQuickDrawで等深線作製をやっていまして,長めの流し.
反応がなくてもとりあえずダラーっと流します.

やっぱり,反応も瀬もないような場所ってなかなか食ってこないですよね.
ベタぞこでコツンとあたってきたのはカサゴ.

小さくてかわいそうですが,逃がせないのでキープ.

マダイ2匹,サバ2匹,カサゴ1匹釣ったところで一旦上がって一休み.


今日の偽装はこんな感じ.

すべてのパーツがワンタッチにできるのがレールシステムの良いところかなと.
ロッドも1本なら備え付けのロッドホルダーで十分ですね.
できるだけシンプル偽装にしたいものです.

魚をとりあえず大きいクーラーに移して,上げのタイミングが再出艇.

上げではほとんど潮が止まってしまうポイントなのですが,一応今回も本当にそうなるのか?ということを確かめること,
潮が止まっているタイミングでしか落とせないピンポイントを攻めてみること.
QuickDrawで等深線作製範囲を広げること.

以上の3点を目的としています.
午後からは超がつくほどのベタ凪.

ま,それで釣れたらいいのですが,もう食べる分は釣ったし,釣れなくても良いかなと.

とりあえず,今日まだ見てない深場の方の地形を見に行くと,結構な海底凹凸があり,ちょっとおもしろい感じにはなっています.怪しい場所をランガンで探っていきます.カサゴを1匹追加.

潮は完全停止していて,風でそよーっと流れる程度.
なので船は0.1ノット未満で流れている感じ.

潮が止まって,マダイっぽい反応はほとんどなくなったので,地形をメインに流していきます.

やっぱり潮って大事ですよね.でも潮がなくなっても釣れる様になりたいです!


1箇所,110mから一気に15mほど落ちる壁を発見.
ピンポイントで落とします.

50kHzにジグの軌跡が少しだけ写っていますが,完璧に壁に入っています.

この壁で着底から2シャクリでヒット!


ずっしり重い感じがあって,もしかして根魚!?
と思いましたが,この場所に根魚は居ないはず・・・・.
ならマダイのスレかなぁと思ってファイト.

残り50mぐらいになっても少し元気がよいので根魚ではないだろうと判断.

上がってきたのはマダイのスレでした.
スレというか,リアフックが口に入って,フロントフックがボディーに掛かる,4点掛かりした感じでちょっと横向いて上がってきました.

通りで重いはず.


サイズは4kg弱という感じでしたが,狙っているパターンで釣れたので満足しました.

十分満足したので,あとはまたサバで遊んで2匹追加で帰りました.
これは中層のサバ反応ではなく,ベタぞこのサバ反応.
もしかしたらアジも混じってるかもしれません.
釣れるのはサバです.

サバがかかって,サメでも来ないかなぁと思って,一時そのまま泳がせていたらマダイの歯型がついて帰ってきました...

このサバも美味しくいただきました.

ということで,今回もGARMINに変えてから初の海域.
LOWRANCEでは見られなかった水深でClearVuも見られましたし,地形図も結構作成できました.
あと何回か出艇すれば,この場所は細かいポイントも把握できるかなと思います.

早めに沖上がりして帰路につきました.

釣果:マダイ×3(2kg弱,3kg弱,4kg弱),コサバ×4,小カサゴ×2


コサバと小カサゴは簡易的なアヒージョにしてみましたが,美味しかったです!
料理なんかも少しぐらいは紹介しても良いかなと最近は思っています.

久しぶりに長文書いて疲れました.
途中,ちょっと力尽きて表現が適当になっています.申し訳ありません.

でわ.


2017年9月22日金曜日

本家Amazonで楽々を海外通販!個人輸入?

どうもです.
いろんなものを外国から買いたいと思ったことある方はいらしゃるんじゃないでしょうか?
釣り具もそうなんですが,車やバイクのパーツ,家具,本・・・などなど.

個人経営の店と交渉したりするのも一つの手ですが,そういう面倒なやり取りをせずに簡単に買えてしまうのが本家のAmazonです.

本家AmazonのHPはこちら
https://www.amazon.com/

検索するときは「Amazon.com」で検索をかけるとOKです.
日本で買い物しましょう!
なんて言われちゃいますが,シカトです!



日本のAmazonアカウントは使えませんので,新しくAmazon.comのアカウントを作る必要があります.

本家Amazonでは海外製のリールやラインなどを買うことも出来ますし,日用品なども買うことが出来ます.

中学校ぐらいまでの英語ができれば多分問題かと思います・・・.

でも,あくまで利用するのは自己責任で!
ということで,あまり詳しくは説明しないでおきます.

ちなみに,個人的に海外ならではでアリかなと思う釣具をいくつか紹介しておきます.

※下記リンクは日本のAmazonなので注意してください.


例えば・・・日本で発売されてないサイズのタリカ.
シマノのレバードラグリールです.日本ではジギングに使いにくいサイズしか売ってませんが,海外サイズでは8,10,12サイズというような小型のサイズも有り,普通にジギングにも使えるサイズとなっております.

他にはAvetリールとか.アメリカのレバードラグリールです.
シングルスピードなら結構安いんですよね.
200ドルとかそのあたりからアリます.


私が使ってる,Accurateも一部モデルは取扱があります.
Amazonではなく,マーケットプレイスだったりするので,できればAmazon取扱いのAmazon発送のものがトラブル無いかと思います.Amazonのほうが送料も安かったりします.

USシマノの廉価版スタードラグリールToriumなんかもあります.
レフティもあるし,オシアジガーの3000サイズも,それ以上のサイズもあります.
値段も手頃です.


他には魚探も通販できますし,ロッドも出来るものもあります.
海外の有名なものは大抵はあるような気はします.

pennのPathom HSシリーズなんかも面白いかもしれません.
最大巻取りが152cmという化物リールです・・・.
巻けんのかそれ!?(笑.って感じですね.

今のところ,何回か使ってますが,トラブルはクソ安い本をよく分からん業者から送料ケチって船便で頼んだ時以外は無いです.
やっぱり空輸のほうがいいですね.

ちなみに,Amazon.comにあるものならなんでも通販可能!というわけではなく,通販できるものは限られています.

商品ページで

”This item ship to 〜”と書かれていればOKです.

通販不可のものは
”This item does not ship to〜”と書かれています.


※釣具は関税が6%掛かるのでご注意ください.

ということで,あくまで自己責任ということですが,あんまり海外通販に馴染みがなかった人もちょっと考えてみるきっかけになれば良いなと思って書きました.

でわ.





2017年9月20日水曜日

2017年 釣り人口や市場規模の最新版 人口減少だが規模拡大?

どうもです.

去年更新した釣り人口の最新情報.

釣り人口や釣り市場規模の最新情報!釣り業界の未来は!?!?


もう1年ぐらい経ったということで,レジャー白書2017が出版されていたので,2016年の増減をご紹介したいと思います.

結論から言うと,

市場規模は拡大

釣り人口は減少

ということになったようです.

まずは釣り人口
去年せっかく上昇した釣り人口がまた減少へ.

市場規模
市場規模は2012年から伸びてきてるんですよね.
市場規模が拡大しているのに人口は減少しているということは,一人が使う金額が多くなっている?ということでしょうか?

なかなか難しいですね.

というかこの統計ってレジャー全体について3300人ぐらいしか調査してないんですよね.
3300人にアンケートして,釣りやったことある人ってどれぐらいの割合でいるんでしょうねぇ?そしてそこから導き出される市場規模は幾ばくかのエラーバーを生じると思うのですが・・・・

釣り人口と市場規模.
なかなか難しい話題ですね.

私がよくやってるジギングなんかは新規参入してくれる人がぜんぜん居なくてそのうちジギングする人居なくなってしまうんじゃないかなぁと思うレベルです.

磯釣りもそんな感じします.

磯のルアー釣りもそれほど人口が多いとは思えないです.

インターネットで情報を出した方が良い派,出さないほうが良い派.
自分の利権だけじゃなくて,もっとスケールの大きな話で全体を見て何をどうしたら良いのか判断するほうがよいのではないかなぁと個人的には思います.

アナウンス
2週間前?の200万PVありがとうございますアンケート.
本日で締め切りさせていただきます.
私の予想の5倍ぐらいの方が回答してくださり,感謝申し上げます.
個別に回答したほうがよさそうな話題についてはメールにてご返信致します.
あと,色々ブログネタになりそうな話題提供ありがとうございます.
ちょこちょこ小出しにネタにさせていただきます.
回答して頂いた方本当にありがとうございました.
プレゼント当選者についてはメール,Twitterにて一週間以内を目処に発表いたします.
もうしばらくお待ち下さい.