2016年12月30日金曜日

気ままに釣行記,2016年を振り返って

どうも.

大晦日です.


この記事を書いているのは12月もまだ中旬の頃.
まだ色々年末に計画していることはありますが,それを除いて今年を振り返ってみたいと思います.

今年はずばり「変化の年」でした.
釣り自体は大して変わっていませんが,私のプライベートな状況が変わったということで,釣りに行ける時間も減りました.それは4月の新年度の挨拶というエントリーでも書いています.そこでは量より質で更新していくのが目標だ.なんて書いてましたね・・・.
質・・・・難しいですが,一日1記事更新していたときよりは内容は濃い記事を更新できていたのかなとは思っています.相対比較としてですね.
絶対比較として私が書いている記事が面白いか,質が高いか?と言われると・・・.ちょっと自信はありません.色々なことに慢心することなく,謙虚な気持ちで続けていいければと思います.

ブログの更新は2月の中旬までは12月頃からしたためた大量の下書きによってなんとか更新できていましたが,そこから一変更新する時間もないような日々.
夏頃からボチボチ更新できるようになってきて,2日に1回更新を目指して10月と11月はなんとか更新できていたように思います.

11月の下旬ぐらいから,もういっそ,月水金と決めたらいいんじゃないか?と思い,実行しました.週に3回の更新.3/7ですから,30日あれば平均的に12〜13回ぐらい更新ができます.コレが今の限界であるように思います.

なんとかプライベートのほうも落ち着いてきまして,釣りもボチボチ行けるようになりましたが,今年は春のカンパチ・マハタシーズンに殆ど竿を出せず,夏になると異常なまでの海水温に貧果が続きました.個人的には釣れたほうが面白いけど,釣れなくても面白いと思っているのでよいのですが,読者の方的にはあまり魅力のない釣行ばかりで申し訳なかったように思います.

また,今年はちょっと遠征をがんばった年でもありました.
(近海を疎かにしたつもりはありません)

長年乗るのが夢だった福寿丸にも乗れましたし,四国の夏丸にも乗れました.
また,去年からお世話になっている屋久島の明日丸にもブログや鹿児島の遊漁船で知り合った方々と2回遠征を組み,どちらも抜群の天候には恵まれませんでしたが,なんとか釣行することが出来ました.栄真丸で臥蛇にも行きました.
色んな場所でジギングが出来たことでより考える幅が広がったように思います.

また,釣行回数が少ないからこそ,1回1回の釣行すべてを思い出すことができ,脳内で考える時間が多かったように思います.そういった時間もまた楽しいものです.

今年はカヤックをあんまり出せなかったのがちょっと心残りですね.
マダイ釣ったり,ヒラマサ釣ったりできましたから,それは面白かったです.
カヤックに関してもいろいろと考えていることはたくさんありますが,まだまだ実行できていないです.
ブログを通じてカヤックで一緒に釣行してくれる方がなかなか見つかりません(笑.
鹿児島のカヤックフィッシャーマンは結構ソロで釣りに行かれる方が多いように思います.
現場でカヤックの方にはなんども会っていますが,だいたいはソロ.
たまに2艇浮いているのを見たり・・・.
ま,私の場合,カヤックフィッシングと呼ぶには程遠い装備(船外機)がありますから・・・ボート釣りって感じなんです.
ま,そういう一緒に釣行できる方というのはいるにこしたことはないですが,居なくてもなんとも思っていないので,よいのです.安全面的にはやはり2艇以上で出たいと思いっているぐらいです.

もっと心残りなのはショアからの釣りを殆どできていないこと.
これは本当に残念です.来年もどうなるかは・・・・!?

個人的に今年のメモリアルフィッシュベスト3は

12月に明日丸で釣ったカンパチの21.5kg
11月にカヤックでのトップゲームにて釣ったヒラマサ
8月にかいもん丸で釣ったアカムツ

他にも記憶に残る魚は居ますが,これらは釣れた喜びも一入でした.

来年も近海のオフショア,遠征,カヤック,それにできればショア!
これらの釣行に時間の許す限り行きたいと思っています.
遠征メンバーは随時募集しています.私の脳内では既に4つ遠征の計画があります(笑.
詳しく聞きたい方はお気軽にお問い合わせください.
science.fishing45@gmail.com
リンクは迷惑メール防止の為貼っていません.

ブログの更新頻度は週3をキープしながら,たまにイレギュラーで記事更新できたらいいなとも思っています.

大した振り返りではありませんが,こんな感じで,2016年,だらだらと来た感じです.
来年のことは来年になって考えたいと思います.タイトルどおり,気ままに.

皆様,どうか良いお年を.

それではまた.

45




2016年12月28日水曜日

佐多岬のジギング狙いはカンパチ

どうもです.
今年も残りわずか.

年末年始もご安全に.

ということで,久しぶりに鹿児島での遊漁船釣行記となります.
12月中旬の釣行です.

これまで色々な鹿児島本土の船に予約は入れていたものの・・・.
シケで中止や私自身のトラブルというのを喰らいまして・・・.
5回連続で出れていなかったんです.

決して遠征ばかり行って鹿児島近海を疎かにしているわけではありません!

今回は6度目の正直!
夏以来!?の佐多沖釣行.そう考えると時間の経つのがはやいです.

お世話になったのは桃太郎さん.
http://www.fishing-momotaro-kagoshima.com/

釣り場までは遠いですが,家から近くてありがたいです.
 
今日は午前中は上げ潮,午後にならないと下げが効かない,佐多沖ではまぁまぁよくない日です.もし,佐多沖でカンパチなどを狙いたい方は午前中が下げ潮になる潮回りで行かれることをおすすめします.とはいえ,行ってみないと潮なんかわからないんですが.

朝一,100m未満でおみあげを〜.
ということで,反応はソコソコ.
久しぶりにスピニング.

1流し目からヒット!
狙いのネリゴでした.

それから数流し,ヒットせず.

とりあえずネリゴが釣れたので,他のアプローチも試します.
フォールの釣りを入れてみると,ヒット.

浅場のカンパチは1流しでジグを見切ることが多く,やる気のある反応でもなかったので,1流し目釣れたから2流し目も!というのは難しいなとは思いました.
そういった状況に合わせていきながら,色々な釣り方で食わせていくのが面白いです.

ハガツオが船中釣れていたので,ハガツオを狙ってみますが,食わせきれません.
こういう魚種を限って狙うというのもそれはそれでゲーム性があって楽しいと思います.
そして,カンパチを狙っているとき外道で釣れてしまうハガツオもハガツオだけを本格的に狙えば難しいということはよくわかります.

100m未満の釣りってディープな釣りにハマっている方にはちょっと微妙に感じる部分もあるように思いますが,前にも書いたように100m未満にはカンパチは大型もいるでしょうし,なによりごまかしが効かないところもあり,これはこれは非常にテクニカルな釣りだと思います.
楽しみ方は人それぞれですが.

ネリゴを2本確保し,大きく移動.



週末なので船が多く,入れるポイントも限られます.

移動後・・・
なかなか釣れない.

反応も疎らです.

船中は底物,ヤガラがたまに上がる程度.

今日一の反応を見つけたところは上が滑るように走るクソ二枚潮.
1流しして,クソ二枚だと分かり,工夫する人は工夫して.次の流し.
相変わらずクソ二枚潮だけども,釣る人は釣る.

私もウッカリカサゴを追加しました.

こういうクソ二枚潮だけど活性が高そうな時は乗ってる人が少数で,釣りさえ成立させてしまえば,かなり釣れることがあると思いますが,乗り合いでパンパン状態でここで釣りをすることは懸命ではなく,また大きく移動.



パラシュートアンカーを入れて拾い釣り.

マダイのアタリがかなりありますが,私のセッティングが合ってないため掛からず.
ハリがデカイのと,ちょっと食いが浅く,ケツばりをつけているので,口にフッキングする前に体のどこかにフッキングして身切れしている感じでした.
鯛ラバ入れたら入れ食いだと思います(笑.

ヤガラを2匹追加・・・・底潮が流れていないのでこういうやつらが来てしまいますね.
船中はポツポツと底物やヤガラ,マダイが釣れている感じでした.

パラシュートを入れても思ったように潮が素直にならず,最後まで二枚潮のまま終了!


海は凪で気持ち良い!

船長としても状況が状況だけに完全に不完全燃焼だったと思います.
私は久しぶりの佐多沖で,浅場からちょっと深場まで色々な釣りが楽しめて,面白かったです.また行きたいと思います.

釣果:ネリゴ×2(3kgちょいとか?,アカヤガラ×2,ウッカリカサゴ

ヒットジグ:
BEAT デュアルスター400g
BEAT BEELINE 270g
タックルハウス フロースライド 230g
タックルハウス フロースライド 300g

使用ライン:PE2.5号〜4号(3号,4号メイン)

竿:色々




2016年12月25日日曜日

BOUZ(ボウズ)ドラグチェッカー徹底レビュー,インプレ:ドラグ設定!

BOUZから出ているドラグチェッカーという商品皆さんご存知ですか?
結構昔からある商品のように思うのですが,私はなぜか手が出ず.
というのも使わなくても大体わかるやん?
と思い買っていなかったんですが,たままたAmazonで少しだけ安かったので買ってみました.18%OFFとかだったと思います.



ちょっと使ってみたところ,こいつはなかなかのスグレモノだと思います.
個人的にはもう少し早く買えばよかったなと思うレベルでした.
ホームページはこちら:ボウズドラグチェッカー

BOUZドラグチェッカーの種類

ドラグチェッカーには4種類あります.
MAXが1kg,3kg,5kg,15kgです.
大は小を兼ねるというわけではないですが,
1kgはアジングやメバリング等の繊細な釣り向き〜シーバスぐらいまで
3kgはシーバス〜小型青物,ライトジギング
5kgはシーバスから外洋のヒラスズキ,中型青物釣り,ライトジギング
15kgはジギング,プラッギング,中型〜比較的大型魚狙い
に適していると思います.
ご自分がよく使われるドラグ値帯を考えてご購入されればよいかなとおもいます.
私がよく使うドラグ値は3kg〜8kgぐらいですので,15kgのものを購入しました.

BOUZドラグチェッカーの仕組み

ドラグチェッカーは以下のもので構成されています.
テンションを測るための3つのツメ,ダイヤルゲージ.
仕組みは意外と簡単で,3つのツメの間にラインを通して引っ張るだけです.
そうすると,真ん中のツメがラインによって上に押されます.
この押す力とラインテンションの関係を使って今ラインにどれぐらいの力が加わっているかを上のダイヤルゲージで示します.
ダイヤルゲージには黒いハリと白いハリがついていて,黒い針はリアルタイムな荷重を,白い針は最大値を表します.
なので,常にゲージを見ていなければいけないということはなく,ドラグを測りたいのであれば,チリチリとドラグがでたあとでゆっくり値を読むことが出来ます.
白い針はゲージの外枠を反時計まわりに回転させることによって元の場所に戻すことが出来ます.

説明書

説明書というのは意外と大事です.
私は説明書をあまり読むタチではないのですが,読んでおけばよかった!ということもあります.
ここに重要な部分だけ載せておきたいと思います.
・ドラグチェッカーはその構造上,ある程度,誤差があるということ
・使用するラインによって誤差は異なるということ
以上です.




実際に使ってみる

それでは実際に使ってみたいと思います.
とりあえず簡易的ですが,こんなシステムを用意します.
デジタルスケールとドラグチェッカー
これで,デジタルスケールで掛けている重さを読み取りながら,所定の荷重をかけたときにドラグチェッカーでどの程度の値と表示されるかを調べます.

まずはフロロラインで試してみます.
フロロラインの5号を使って,種々の荷重をかけてみます.
説明書によれば,補正率は+5%,ただし,+10%との境界にあるのでラインの種類によっても多少異なってくると思います.正しい値は測定値の+5%〜10%にあるといったところでしょうか.
まずは1kg
!!!!
なぜかドンピシャ1kgと表示されました.これはちょっと驚きです.
続いて2kg
さすがにちょっとずれましたね.
1.8kgといったところでしょうか.誤差は10%程度に収まっています.

続いて3kg
結構ずれました.
読みで2.65kgというところでしょうか.
いずれにしても8号より細いフロロ,ナイロンは実際の値より測定値が低く出るということを理解する必要があり,実際はもっとテンションがかかっているということです.

続いて4kg
 読みで3.6kgといったところでしょうか?

続いて5kg
読みで4.6kgといったところ?

という風に,1kgはジャストになってしまいましたが(そもそも誤差がわかりにくい),総じて10%程度の誤差を生じるということがわかりました.
ただ,これは説明書に予め明記されていることであり,自分の使うラインを色々測ってみて,覚えておくことが重要だと思います.
しかし,これだけ簡易的でこれぐらいの精度が出せると十分実用的です.

続いて,PEラインを使ってみます.
PE3号で同じような実験をします.
これが結構驚きなのです.ちなみに使用ラインはPEジガーULT4本組の3号です
3kg負荷
ほぼドンピシャ3kgです.※何回かやると少しばらつきます.

続いて5kg

ほぼドンピシャ5kg※何回かやると少しばらつきます.

さらに7kg
これもドンピシャ!※何回かやると少しばらつきます.

続いて10kg
流石に誤差が出てきましたがここで9.5kg計測.誤差は5%ほどです.

さらに12kg
ここでも針は11.5kg付近を刺しており,それほどの誤差はありません.

最後に15kg
14,3kg〜14.4kg程度?

ということで,PEジガーULTは補正率表では+10%と読みの値に対して真の値は10%高くなるはずが,7kgまではドンピシャ,10kg〜15kgでも誤差は最大で5%程度という結果になりました.※何回かやると少しばらつきます.
この結果はPEラインの種類によっても違ってくると思います.
また,ULTの特異な弾性特性がここから垣間見えたような気もしています.
その点についてはまだ確信もなく,今回はドラグチェッカーのレビューなので割愛させていだきますが,まとまったら記事にしたいと思います.

ということで,簡単にラインのテンションが測れるドラグチェッカー,あなたの用途に合わせて1台いかがでしょうか?(となぜかBOUZの回し者みたいになっていますが,利害関係は一切ありません(笑.でもそれぐらい人に勧めたくなる小物でした!
特に,自分のドラグ設定が何kgなのか把握せずに釣りをされている方は是非一度測ってみられることをおすすめします.
案外,ドラグかかってなかったりします.
ドラグを掛けなかったらもし太糸を使っても意味もないですからね.












2016年12月23日金曜日

硬いジギングロッドは柔らかいロッドを兼ねる!!

今日はジギングにおける竿のチョイスについて書きたいと思います.


オフショアのジギングでも硬い竿が嫌いな人,好きな人,色々と居ます.
ジギングと一口に言っても釣り方は多様であり,それに合わせて竿の調子や硬さも無数に存在します.

オフショアジギングにおいて私は比較的硬い竿を好む傾向にあります.
この「比較的硬い」というのが難しいところなのですが,とりあえず,硬い竿の方が好きだということを理解していただければ.
その理由を徒然なるままに書いていきます.

柔らかい竿を好む人に話を聞くと,だいたい,以下のような答えが返ってきます.
(ここでいう答えが柔らかい竿を好きな人の総意であるとは思っていません)

・硬い竿はジグが跳ねすぎる
・硬い竿は疲れる
・竿が仕事をしてくれる

このような感じです.
このような考え方の人はこれでもOKだと思います.
色んな人が居るので,釣りは楽しいのであって,こういった考え方を否定するつもりは全くありません.

ただ,個人的にはこう思うわけです.

・硬い竿でもジグを跳ねさせないことはできるのでは?
・たしかに疲れますが,体力をつければOKでは?
・もっと自分でジグを動かしたいです.

ジギングロッドを選ぶ時の基準は大きく3つ

・ジグの操作感
・ファイト中の曲がり方
・水中情報の取得

だと思います.

もし,ここで竿を曲げたファイトをする釣りを考えるのであれば,変数が増えますから,竿のチョイスはかなり難しくなります.なので,竿を曲げるファイトを想定した話はいつかの次回に譲るとして,今回想定するファイトスタイルは竿を比較的,真っ直ぐにしてリールで勝負するストレートポンピングに限定したいと思います.

さらに水中情報の取得ですが,これは理論的に硬い竿が有利です.
説明は不要だと思います.

つまり,ここで詳しく議論したいのは

・ジグの操作

これいついてです.

くっそ前置きが長くなりました.

最近,「ジグを操作する」というフレーズを耳にすることがありますが,これは何も特別なことではないです.
業界は色々なものを細分化したがりますが, どんなジギングでもジグを操作して釣りをします.こういう言葉で今まで意識していなかった人に意識してもらうことは良いことだと思います.たまに,「スローピッチジャーク」は「ジグを操作する」釣りだなんていう人が居ますが,ジギングは全てジグを操作しますので誤解なきようお願いしたいです.

色々とさらに前置くことはできますが,一気に本質的な話をしたいと思います.

シグの動きをコントロールするということはジグに糸を通じてどういう入力を与えるかということになると思います.ここでいう入力とは力の時間変化のことを言います.
力の時間変化が決まれば,ある時間tにおけるジグの速度vが決定されます.
これは高校までの物理をちゃんと分かっている人なら理解できると思いますので詳細は割愛します.

人間は入力どのようにしてジグに与えるでしょうか?
1.リールを巻いてラインを引っ張る
2.竿を動かしてラインを引っ張る

大きくはこの2つになります.要はラインを引っ張ることでジグに力を与えます.当たり前ですが,当たり前を当たり前とまずは認識します.

人間が動かせるのは自分の体,つまり手や腕,腰,肩などです.
これらを動かして, 竿を中間媒体としてラインにテンションを伝えます.

もう察しがよい方なら分かられたと思います.

そう,硬い竿であろうが柔らかい竿であろうが,入力,つまり糸に与える力の時間変化が同じであればジグは理論的に同じ動きをします.

では入力の幅が広いのはどちらのロッドでしょうか?
答えは硬いロッドです.

柔らかいロッドで手や腕をいくらはやく動かしても竿がジグの重みに負けてしまい,手や腕の動きを殺してしまいます.つまりはやく動かすことに関して限界があるのです.その代わり手や腕は硬いロッドに比べて竿が入力を吸収してくれますから,楽に動作が行なえますし,動作の再現性も良いです.このことが釣れる要因の一つになることもあるでしょう.

では,硬いロッドで飛ばさない動きができるのか?
答えは理論的には「出来ます」
先程いったように,ジグを動かすということはいかに入力をコントロールするかということです.
つまり硬い竿でジグを飛ばさない動きを演出したかったら自分の腕や手をゆっくり動かせばいいんです.ゆっくりある程度の加速度を持って.
これがやってみると実は難しい・・・・.
柔らかいロッドでできているジグの動きを人間の手や腕で再現しないといけないのですから,人間側の動きが複雑になります.
複雑になるが故に少しミスすると同じ動きはできませんし,ハタから見ると少しだけぎごちないようにも見えます.しかし,確実にラインに同じ入力を与えれば,柔らかいロッドと同じ動きができます.

さらに,硬いロッドは柔らかいロッドには出来ないジグを飛ばす動きも出来ます.
つまり短い時間で大きな入力を入れることができるのです.

それによって,アクションの幅は多彩になりますし,ジギング自体がかなりテクニカルになります.

これらは防波堤のヘリなどで,同じ長さの「極端に柔らかい竿」と「極端に硬い竿」に同じラインと同じジグをつけて試してもらえば分かってもらえると思います.ジグに全く同じ動きをさせることは可能です.ただし,人間側の動作は硬い竿のほうが複雑になります.

柔らかい竿は竿が勝手に動いてくれます.
しかし,私からすると,マニュアル感がありません.
オートマチックにジグを動かしている感じです.

なので,ジグを操作したいと思っている人にこそ是非硬い竿をチョイスしてほしいです.
※体力やテクニックは必要です.

以上のことから私は柔らかい竿というのは「ある意味」でジグのマニュアル操作ということの対局にある竿だと思います.

ということで,私は今,ディープライナーのマニアフェローズが欲しいです.
55〜50で悩んでる感じです.どれも触ったのですが,チョイスが難しいですね.
触っただけではなかなか難しいです.ロッドに書いてあるジグのコンフォートウェイトなんてまったくあにてなりませんし.

柔らかい竿を使い慣れると,硬い竿に違和感を覚えます.ん?なんかジグの動きが硬い気がする・・・とかダイレクトに反動がくるので疲れるとかという感じです.
それはそれだけ自分でジグを操作していたのではなく,竿にジグを動かしてもらっていたということになるのかなと思います.

もちろん,そういう釣りも楽しいので,私は柔らかい竿も使ってます!
みんな違ってみんな良い.

今回はあくまで私の私見に過ぎません.
色んな意見の人が居るということを知ってもらうという意味でも有意義かと思い,記事にしてみました.

みなさんはどういう竿が好みですか?
自分自身の釣りを振り返ってみて考えてみる機会にしていただけたら幸いです.





2016年12月21日水曜日

オススメ!オーシャンマーク,トラックスプリットリング

どうもです.
久しぶりに「おっ」っと思う小物が登場していましたので紹介します.

スタジオオーシャンマークのトラックスプリットリングです.
http://www.studio-oceanmark.com/products/tsr.html

鹿児島でもほぼすべての番手を買うことができるようになったので,購入して使っています!この前の屋久島釣行の際もすべてスプリットリングはこのトラックスプリットリングを使っていました.
メインで使う番手は私の場合,4番〜5番です.
5番を使うことが多いです.
カヤックなら3番でもいいかなぁと思います.
このあたりは使うジグの重さやアイに使われているワイヤーの太さで決定されればよいかと思います.

強度は#3でも90ポンド,#4で130ポンド,#5で330ポンドありますから,#4以上使っておけば基本的に安心です.

そういえば・・・
このスプリットリング・・・何処かで見たことがあるような・・・.

!!!!!!

ラッキーリング

まさしくコレですね.

ラッキーリングはラッキークラフトのルアーについてくるスプリットリングです.
懐かしい!

まぁ,変なウンチクはおいておきまして.
コイツの何がいいかというと大きく2つ.

・ほぼ常にダブルワイヤーのところに負荷がかかる

100%ということはありえないので,ほぼと書きましたが,トラック形状つまり楕円形をしているので,長辺方向に力が加わります.長辺方向はどちらもダブルワイヤー.つまり2重リングになっているので,まず伸びません.
スプリットリングを飛ばされる人を結構な数見てきましたが,たいていのスプリットリングはシングルになっているところがあり,そこに力が加わってしまい,開いてしまいます.


・復元性に優れる

スプリットリング,何回も使っていたら元に戻らないものありますよね.
カルティバのハイパーワイヤーなんかは顕著で,数回ジグにセットするともう完全に元には戻ってくれません.こうしたちょっとした開きがスプリットリングの強度を著しく下げていると私は思います.トラックスプリットリングはちょっとやそっとじゃ開きません.
パチンと止まる感じがとてもよいです!
ただ,まぁ,復元性に優れると言っても,開きすぎると元には戻りません.
従来のスプリットリング同様,こまめなチェックは必須だと思います.
結構な頻度でジグを付け替える方ですと,1釣行で開いてしまうこともあると思います.
また,ジグのアイが太いジグに使用する際も開きやすいので注意です.
少しでも開いてるな・・・と思ったら破棄しましょう.大物がかかって飛んだら悔やまれます.
 
ということで,大物狙いをする方にこそ使っていただきたい.
トラックスプリットリングの紹介でした.

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追記:2017年1月5日
今のところ,大きなトラブルはないのですが,やはり消耗品といえば消耗品ですね.
コレを使っていれば絶対伸ばされない!とか安心!というわけでもないので,チェックは怠らないようにしましょう.ちょっとリングが開いたかなぁと思った状態で根掛かりをして,サンゴ系の根だったので,そのまま引っ張って無理矢理とったら,トラックスプリットリングがかなり変形して上がってきました.
また,端面が段差処理されていないので,著しく小さい(線径の細い)リングは向きません.例えばASSのSUSリングのSとかMとか.このスプリットリングにはカルティバのソリッドリングのほうが相性が良いように思います.ソリッドリングは中心に行くほど細っているので,端面を交わしやすいです.
これはまだ現時点での見解です.今後変わる可能性があります.





2016年12月19日月曜日

カンパチ20kgオーバー,明日丸でトカラジギング

どうもです.
12月上旬,週末を利用して屋久島の明日丸さんにお世話になり,トカラ海域へジギングへ行ってきました.

21時頃にはみなさん集合されていました.
はじめましてな方もよろしくお願いしますということで,フェリーとしまでトカラの玄関口である口之島を目指します.


土曜の早朝,明日丸と合流します.
林船長,お久しぶりです.
4月以来なのになぜかそんなに経っている気もしないものですね.


この日の海況は少々時化.ですが,この季節にしては随分とマシなほうです.
沖ではうねりが入ってまともにノットなど組めない恐れがありますので,ある程度港でシステム整えて出航.



1時間半ほど揺られて最初のポイントへ到着しました.160mライン.
ここのポイントはかなり実績の高いポイントらしいのですが,薄い反応.
とりあえず潮を見るために流してみて当たらず.
潮向きが分かれば少し広範囲に反応を探します.
潮は少しタルいのですが,ゼロではないというような状況.
いつもはかなり反応を出しているポイントだけに今日は厳しくなることが予想されました.

数流し後,林船長がニッコリしながら,「ヤバイ(渋い)ですね!」と一言.
私としては渋いのが日常なので,まったく構わないのですが,船長としては気が気じゃないと思います.

とりあえず流してみますが,アタリません.
好ポイントなのですが,この状況で粘っても仕方がないので捨て移動.

次のポイントでは幾分かマシな反応を見ることが出来ましたが,食ってこず.
魚は居そうな気配はムンムンします.食わせきれていないだけなんだと思います.

数流しして見切り,移動.

トカラ海域は複雑な黒潮の流れを受けて,数マイル移動しただけでまったく潮向きや速度が変わります.
一日として同じ潮がない海域で釣果をあげようと思うと,見切りの決断と読み,ランガンが大事なのかなと思いました.

移動先でも食わないので移動.
ここでも反応はありますが,食わず!

次に小移動.
っとここで本日初のアタリが私に.
しかし,魚は小さい.そして狙いの魚ではない.
正体はモンガラでした.何モンガラか不明ですが,深いところのボトムに貯まるモンガラ居ますよね.

ここの時点で既にときは11時前後,本当は朝の干潮前の時間が一番潮が行く予想で一番いいポイントに入ったのですが,なかなか想像通り上手くいくものではないですね.だがしかし,これがあるから釣りがいつまでも面白いんだと思っています.

午後に向けて大きく移動します.
12月というのにトカラ海域の水温は25度前後.今年の高水温を引きずっている感じ.
ここまでずっと180m〜140mぐらいを打ってきましたが,午後は少し深いところをやってみることに.

水深は〜250m前後.

ここのポイントでは流れの速さはそうでもないですが,食う潮ですよ〜とアナウンス.
一流し目から同船の方にヒットがあり,4−5kgのヒレナガが上がりました.

次の流し,私にもようやくアタリ.フォール中の着底直前にバイトでした.
ラッキーくじみたいなもんですね.
なんだか微妙な引きのすえ上がってきたのはハマダイ!(オナガ.
これはこれで,嬉しい魚です.ちょうど食べごろサイズ6kgほど.


数流し後,
今度は下から20mぐらいしゃくり上げたあとのフォールでのヒット.
軽く突っ込むところがカンパチに似ている・・・・メダイ(5kgでした.


個人的には何が釣れても比較的には嬉しいので,こいつも嬉しいターゲットです.
メダイ,ニュルニュルさへ目をつぶれば美味しい魚ですからね.

さらに流しの筋を変えて流すと船中でダブルヒット.
ようやく私にも大きくはありませんがカンパチが釣れてくれました,7kg.


その日に食ってくるパターンというのは1通りではないと思っていますが,短い追わせとじっくり食わせのコンビネーションはカンパチ釣りでは非常に有用なことが多いように思います.

という調子で,ちょうどプチ時合とその日のパターンが見え始めたところで,近くのポイントを回り終え,アタリも遠のいたタイミングで一度深場を覗きに.水深は300mオーバー.トカラの300mオーバーにジグを落としたい気持ちもありましたが,反応が全く無いのでスルー.300mにジグを落とすということはジグの上げ下げだけでもかなり時間を消費しますので,落とすなら食うだろう反応に落としたいところです.
いつか,トカラ海域300mオーバーのみ打つみたいなマニアックなジギングもしてみたいですね.

時刻は15時過ぎ,本日のラストポイントへ船を向けます.

最後のポイントへ到着してみて,魚探を見ていると,ベイトが追い立てられてて●になっていました.間違いなく今日一の反応.
こういう反応のときは基本的には食ってきやすいので半分は目立つことが大事.もう一つは食わせの間が大事だと思います.

1流し目は●の反応から少し外して潮を見て,2流し目が勝負.

●な反応ではない場所で小さめのハマダイを追加.


そしていよいよ●の反応に船を入れます.
早めに着底された隣の方の竿が入った瞬間にカンパチ!と確信する引き.
その3秒後ぐらいに私にもアタリ!
ファーストランが止まって,巻きに入った瞬間,今までの魚より大きい魚だと確信しました.

隣の方はスプリットリングが飛んでさようなら.

このポイントは200mから1段階あがったカケアガリが180m,そこから少し踊り場があって,トップが160mまで上がるポイント.魚の反応は180mの踊り場.かけてファーストランを止めた状態で糸が170m出ていました.
上でかけていればゆっくりドラグを出してやり取りすることもできるのですが,そうはやっていられない地形.
前回,四国の六の瀬でブレイクされた経験から,ここでかけたら魚を止めると決めていました.止めるといっても目一杯までドラグをあげるということですが.ロックはしません.
160mを常に切ってファイトしたかったので,最初の走りが止まったら,レバードラグをFULLまで持っていき,ローギアに切り替えてファイトしました.FULL状態のドラグでも10mほど引きずり出され,10mだしては12m巻き,5m出しては6m巻きと少しずつ間を詰めていきます.ローギアでもたまに巻くのが重い・・・と思うほどの引きに若干ドキドキしました.
なんとか攻防を制し,160mを切れたのでホッとし,ドラグをストライクに戻します.
あとは身切れをしなければ上がってくるはず.
身切れ防止のため,魚が上がってくるにつれ,徐々に竿をクッションとして使うためにストレートポンピングからナナメに起こした状態へ,そしてドラグもゆるくします.かといってサメもいるかもしれませんので,巻くスピードはそれほど緩めません.

私のヒットのあとにさらに2名の方がヒットされていて,それらの魚はは既に船に上がっています.
この状態で残り70mほど.

あとは無理のない程度にはやくあげるだけです.
無事水面に浮いた個体は船長がぱっと見で15kgを超えている.
と判断できるカンパチ.



後の正確な計測で21.5kgのカンパチでした.
ファイトタイムは測っていませんが,おそらく15分ほどだと思います.
ドラグ値としては,170mラインが出た状態のFULLで10kg〜11kgほどであったと思います.

林船長と固い握手のあと,写真を撮ってもらい,時合を逃してはいけないので,興奮ソコソコに次の流しへ.

次の流しでは船中全員の竿が入ります!
バラシもありましたが,カンパチ,カンパチ,ヤガラ,ヤガラと謎のコンビネーション.
私もカンパチを追加しましたこれは4kgぐらい.

次の流しも船中だれかの竿が入ります.

3流しほどの短い時合でしたが,今日一の時合でした.

さらに周辺ポイントを回ってもらい,ハチビキのラッシュでこの日の釣行は終了.

口之島の宿でシャワーを浴び,みんなでご飯を食べながら釣りについて語らいます.
この時間も泊りがけ遠征の醍醐味ですね.

日曜日の予報がかなり厳しいので,夜が明けてから一旦出港してみてからどうするか判断するということに.
※凪の予想であれば,午前中だけですが,早めに出港して,近隣の曽根を打つ計画でした.



結局翌日は波が高く,幾つかのポイントは諦めましたが,口之島近海で竿をだせました.
短い時間でしたが,私にはカンパチ(ネリゴ)とアカタマガシラが釣れました.

アカタマガシラは美味いです!外道ですが,嬉しく頂きます.
2日目はかなり地形の荒いポイントを攻めていたので,終始4号にジグは600gでしたが,200m〜220mという水深の4号で釣りも潮次第では可能である感触を得ました.4号ですと,ドラグが15kgぐらいはかけられますので,かなり心強いです.まぁ,アキュレートは目一杯にあげても14kgぐらいかかかりませんが・・・・.

今回,島からフェリーで帰るのがはじめてなので,片付けの時間にどれぐらい取られるか不明であるため,ちょっと早めに口之島へもどって片付けをし,フェリーを待ちます.

明日丸と林船長を盗撮.

待っている間に宿のお弁当をみんなで食べます.

フェリーが到着.

林船長とはここでお別れです.

フェリーとしまは鹿児島へ.

途中起きたらちょうど口永良部島と屋久島の間を通るところでなんか得しました.

こちらが口永良部島


こちらが屋久島


フェリーの到着が遅れて,鹿児島へは夜の20時過ぎの入港でした.
荷物を受け取り,解散!

たまたまかもしれませんが,よい魚が釣れてくれました.
去年はカヤックから10kgオーバーのマダイを釣ったり,プレジャーで10kgオーバーもブリを釣ったりしてましたが,今年はぱっとしないなぁと思っていた中,ちょっと早いクリスマスプレゼントでした.

本当にこれはたまたまのタイミングなんですが,もう大きい魚だけを狙うのは辞めようと思っていました.
というのも魚は等しく平等に扱うべきだろうと思っており,3kgのカンパチだろうが30kgのカンパチだろうが,外道だろうが,釣れたら等しく嬉しく思いたいと.そう最近は思っていたところでした.
もし,小さい魚を釣りたくないのに掛けてしまった場合,それは魚が悪いのではなく,自分が悪いのだと思っています.
宗教的なことは全く信じないのですが,これまでの経験上,何故か,釣ろう釣ろうと思っているうちは釣れないものなので.
今回は魚釣りを楽しむ気持ちが竿先に出ていたのだろうか?とも思いました.

林船長,今回一緒に釣行してくださった皆様,そして何より自分のジグに食いついてくれた魚たちに感謝したいと思います.
ありがとうございました.

カンパチについては70kg,80kgにまでなる魚です.
そういう魚からすると,今回の私のはまだまだかもしれません.
またいつかそういう魚に出会えたら良いなと思っています.
そのための努力は惜しまずにやろうかなと思います.

また,鹿児島近海の方でも30kgオーバーまでは聞いたことがありますから,近海でもいつかいい魚釣れたらいいなと思います.

釣果:カンパチ4匹(最大21.5kg),ハマダイ2匹,メダイ1匹,ハチビキ1匹,アカタマガシラ1匹

タックルデータ
土曜日:
プロパゲートの7番
アキュレートボスエクストリーム2スピード
PE3号,リーダー50Lb

日曜日:
プロパゲートの7番
アキュレートダントレス2スピード
PE4号,リーダー60Lb

ヒットジグ:
BEAT デュアルスター400g(カンパチ21.5kgヒットジグ,
BEAT BOBCAT 600g
ディープライナー フレック 500g


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明日丸
http://asumaru89.blog.fc2.com/
スマートフォンの方はスマートフォン表示ですとレイアウトがおかしいので,一旦一番下までスクロールしてもらって,PCビューに切り替えて見てください.

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週末を使ったトカラ遠征はこれからも計画していく予定です.
もし,行ってもいいよという方,計画したら声を掛けてほしい方は下記リンクを御覧ください.

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