2015年8月10日月曜日

カンパチの釣れる水深を考察する.(超個人的な妄想)

どうも.
カヤックで釣りする時でもそうなんですが,どれぐらいの水深を狙おうかといつも考えます.

といってもカヤックでエントリー出来る範囲って狭いじゃん?と思う方もいらっしゃるかと思いますが,錦江湾は深いところで230mぐらいあります.開聞沖も2km漕げば170m近いところも・・.

ま,そんな水深のところでカヤックでバーティカルな釣りを完璧に成立させるにはホビーなんかじゃないと難しいとは思います.

あとは,ジギング船に乗って釣りをしている時も水深は結構気にしたりしています.

ということで,今回はカンパチの釣れる水深を考察してみたいと思います.
※もちろん,水深以外に色々な要素がって釣れる場所というのは決まるのですが,今回は水深にフォーカスしているという話です※



と,その前に,カンパチってどれぐらいの水深で釣られているのでしょうか?
浅いところについては,トップウォーターで釣れるので,10mぐらいでも釣りは成立するかもしれません.
深いほうは? カンパチのジギングでどこまで深いところまでやる船があるかは知りませんが,私が知り得た情報ではトカラや奄美の船が300mちかいところまでやっているようです.

で,本題に入って行くわけなんですが, そんなディープな考察はできません・・・・.
というのも魚がある水深にとどまる理由,それはズバリ,快適性とエサだと思います.
カンパチは根につくという話はよく聞く話かと思いますが,これはエサを取りやすいからだと思います.

つまり,エサの居場所と快適性で決まる.と考えても良いかと思います.

エサについて考えてみます.
カンパチは肉食魚なので,魚やイカを食べます.
イサキパターンとかクロパターンとか聞いたことはありますが,オーソドックスなベイトを挙げると,「アジ系」「サバ系」「イワシ系」「イカ系」となります.

アジ系ではマアジ,ムロアジ,オアカムロなど
サバ系はゴマサバ,マサバなど
イワシ系はマイワシ,ウルメイワシ,カタクチイワシ,キビナゴなど
イカ系はアオリイカ,ケンサキイカ,ヤリイカ,スルメイカなど

ざっとこんなもんかと思います.
それぞれのベイトに生息水深があります.

深いところまで住めるベイトでいと,マアジ(〜200m),オアカムロ(200m〜),マサバ(〜300m),イカ類(〜600mオーバー)

とこんな感じです.
200mクラスでも十分にベイトはいることがわかると思います.

あとは,快適性,これは水温です.
人間もやっぱり快適なところに集まるように魚も同じかと.
しかも魚は変温動物なので,基本的には体温調節ができません.
(最新の研究では一部の魚類は血を温める器官を持っているらしいですが・・・)
なので,人間以上に快適性を求めます.

で,困るのはこの時期・・・海面水温は30度近くあります.
そういえば,昨日湾奥でカヤックを出しましたが,表面は30度以上ありましたよ(笑.

ここで登場するのが気象庁の例のページ
http://www.data.jma.go.jp/kaiyou/data/db/kaikyo/daily/sst_HQ.html

以下出典は気象庁HP(上のURL)です.

ざっくり,昨日の海面水温を見てみます.

 ホットですね〜.

で,意外と見落としがちですが,HPの下のほうに表面水温というボタンが有ります.
これを押すと,50m,100m,200m,400mの水温が表示されます.

ちょっと見てみましょう.
50m

100m

200m

400m

こんな感じです.
私が行く南方の海域としては,三島村があります.ちょっと図では見難いですが,屋久島と薩摩半島の間ぐらいです.

ここを例にとってみると,海面水温は30度近くありましたが,50m下がるだけで,水温は25度ぐらいと以外にもカンパチの適水温になってきます.
そして100mラインでは20度ぐらい! カンパチにとってはドンピシャかもしれませんね.もう少し,水温高くても・・・という感じですが.

そして200mラインになると・・・14度〜15度です.
一般的にカンパチの限界と言われるラインです.一応飼育記録では10度ぐらいまでは生きるらしいですが,エサが食べられないようです.

ということで,この時期の三島だと,50mくらいから200mぐらいにカンパチはいることが予想されます.実際にこの前行った時もこの範囲でヒットしてましたし,
100m〜200mは上の方ほど水温変化が激しくないので,比較的自由に行き来ができそうです.なので,この辺りに多いのかなぁとも思います.200mの14から15度はちょっと冷たすぎるので,100〜150あたりに多いんじゃないかなぁと予想します.
もちろん,この水温図も完璧に正確ではないとおもうので,ところどころホットなスポットがあったり,カンパチじたいも必ず適正水温を守っているわけではないと思うので,深いところにもいても良いとは思います.
 
ちなみに・・・奄美やトカラでは水深200mオーバーをやるという話でしたが,水温が全然違います.
あちらのほうは黒潮の恩恵をもろに受けるため,今の時期でいうと200mでも20度超え!,400mでも15度以上あり,このあたりまでがカンパチの範囲になってくると思います.

でわ.

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